ウーパールーパーの飼育は難しい?水槽や餌など初心者向けに飼い方を徹底解説!– category –

サンショウウオウーパールーパー
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ウーパールーパーは、メキシコ原産の淡水に生息するサンショウウオの一種です。

特徴的な外見から観賞用としても人気があります。

外鰓を持ち、そのフサフサした鰓で水中の酸素を取り込みエラ呼吸を行います。

色は一般的にピンクや灰色が多く、飼育下では特にピンク色の個体が愛好されています。

体長は約30センチメートルに成長することがあり、肉食性で、小さな魚や昆虫、ワームなどを食べます。

今回はそんなウーパールーパーの飼育は難しいのか?

また飼育する方法を初心者向けに徹底解説します!

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目次

ウーパールーパーの特性

多くの方がイメージするウーパールーパーは上の画像のようなモノですよね。

ところが実はこの姿は最終形態ではなく、実は幼生だという事はご存じでしたか?

ウーパールーパーは両生類に分類され、つまりカエルと同じグループの生物です。

カエルは子供の頃はオタマジャクシで、成長してカエルになりますよね?

(皆さんがイメージする)ウーパールーパーはカエルで言うところのオタマジャクシの状態。

つまり、幼生なのです。

ウーパールーパーは、幼形成熟(ネオテニー)という生物学用語で説明される、幼体のまま成熟するという世にも珍しい生き物なのです。

はかせ

ウーパールーパーは幼形成熟という極めて珍しい種類の特性をもつのじゃ。

多くの場合ウーパールーパーは幼体のまま生涯を終えますが、稀に最終形態である大人の姿に変わることもあります。

これはウーパールーパーの陸化と呼ばれ、言葉の通り水中ではなく陸上で生活をするための変態(姿の変更)となります。

ウーパールーパーの飼育は難しい?

ウーパールーパーの飼育は、適切な環境を整えることができれば比較的容易です。

子供の頃にアマカエルを捕まえて飼った経験がある方は多いと思いますが、両生類という同じカテゴリーに属する生き物なので類似点も多く難易度としては近いと思います。

もちろん種類が違う生き物なので違いも比較してみましょう。

水質管理

ウーパールーパーは水質に非常に敏感です。

定期的な水替えとフィルターによる清掃が必要です。

カエルは一部の種で湿度管理が重要ですが、水質管理がウーパールーパーほど厳格ではありません。

温度管理

ウーパールーパーは比較的冷たい水を好むため、夏場は水温が高くなりすぎないよう冷却装置が必要になることもあります。

一方、カエルは種によっては温度管理がよりシビアな場合があり、一部の熱帯種では加温が必要です。

ウーパールーパーは肉食性で虫を好みます
一方、カエルも肉食性が多いですが、ウーパールーパーほど大きな餌は必要ありません。

空間の確保

ウーパールーパーは成長すると30センチ程度まで大きくなるため、適切なサイズの水槽が必要です。

カエルは種にもよりますが、一般には小さな容器でも飼育が可能です。

寿命

ウーパールーパーは長寿で、適切なケアが行われれば10年以上生きることもあります。

カエルの寿命は種によって異なりますが、一般的にはそれほど長くはありません。

初心者向け!ウーパールーパーの飼育方法

屋外 or 室内

ウーパールーパーを屋外で飼育するのか、もしくは室内で飼育するのかを、検討される方も多いでしょう。

イメージ通りだと思いますが、安全性は圧倒的に室内の方が高く室外飼育の方が危険度が高いです。

室内であれば、温度や湿度管理がしやすいのと天敵からの攻撃を受けるリスクが0に近づけることができるからです。

特に日本は、夏が暑くて冬が寒いという厳しい気候ですので、夏と冬の飼育難易度がグッと上がります

はかせ

室外飼育よりも室内飼育の方が、安全性が高いのじゃ!

当ブログでは室内飼育を推奨しますしそれを前提で記事を作成していますが、室外飼育も不可能というわけではありませんので、興味がある方は情報を集めてから挑戦してください。

飼育ケージ

飼育ケージは熱帯魚用のガラス水槽がおすすめです。

ウーパールーパーは成長すると25cm程の体長になります。

大きく成長したウーパールーパーでも自由に動き回れる45cm水槽がおすすめです。

またケージには蓋をしてウーパールーパーが脱走しないようにしてください。

ウーパールーパーは案外、身軽で水槽やケージの縁を乗り越えて脱走することがあります。

蓋があれば、このような事故を防ぐことができます。

ウーパールーパーに陸地は必要ないの?

ウーパールーパーが属する生物学的な種類は、水と陸の両方で暮らすという意味から両生類と言われています。

実際、両生類の代表格であるカエルはおたまじゃくしの間は完全に水生ですが、カエルになると(種類によって住む場所が異なりますが)主に陸で暮らします。

また同じく両生類のイモリを飼育するときは、ケージ内を水中エリアと陸エリアの両方を用意する必要があります。

ところがウーパールーパーは前述したとおり幼形成熟(ネオテニー)という珍しいタイプの生物で幼体のまま大人になりますので、基本的には生涯を水中で暮らすと思っていてOKです。

そのため、ウーパールーパーの飼育環境には陸地エリアは不要で熱帯魚と同じように全面水でOKです。

ただし稀に陸化変態することはありますので、万一そうなった場合は、大幅に飼育環境を変更する必要があります。

ウーパールーパーはベアタンクが良いの?

ウーパールーパーの多くの飼育者はベアタンクで飼育している方が多いようです。

ベアタンクとは底材や装飾がほとんどない、もしくは全くないシンプルな水槽のことを指します。

このタイプの水槽は「裸の水槽」とも呼ばれ、熱帯魚飼育の場合は、主に維持管理がしやすいために選ばれますがウーパールーパーの場合は誤飲防止の目的で選ばれることが多いです。

ここで言う「誤飲」とは床材の砂石のことを指します。

ただ砂利を口に含んでしまっても消化されずに肛門から出るから問題ないという声もあります、砂利マットというアイテムを使って対策をすこともできるので一概にどちらが正しいかは判別が難しい所。

ご自分でも調べて、ベアタンクにするのか砂利などの砂石を入れるのかを検討してください。

隠れ家

床材のないベアタンクでも良いとは思いますが一方で隠れ家は、用意してあげた方が良いです。

身を隠せる場所=ウーパールーパーが落ち着ける場所ですからこれがないとウーパールーパーは常にストレスを抱えることになります。

同一ケージ内で多頭飼いをする場合は特にストレスを感じやすいでしょうし、共食いのリスクもあるので是非隠れ家の導入をご検討ください。

「隠れ家」として販売されているものもありますが、要は姿を隠すものがあれば何でもいいので以下を参考にしてください。

土管やPVCパイプ
ウーパールーパーは狭い場所に入り込んでじっとしているのを好むため、水槽内に土管やPVCパイプを設置すると、落ち着いて過ごせます。市販のウーパールーパー用のシェルターもありますが、ホームセンターで購入できる塩ビ管(PVCパイプ)をカットして使うことも可能です。

水草(人工・天然どちらでもOK)
天然の水草を使うと水質浄化にも役立ちますが、ウーパールーパーは泳ぎがあまり得意ではないため、柔らかくて絡まりにくい水草を選ぶのがポイントです。アヌビアスやマツモなどの丈夫な水草をレイアウトすると、隠れやすい環境が作れます。人工水草も手入れが楽で、レイアウトの自由度が高いためおすすめです。

シェルターや洞窟型オブジェ
ペットショップやアクアリウム用品店で販売されている魚や爬虫類用のシェルター(流木型、岩の洞窟型など)も有効です。できるだけ角がなく、ウーパールーパーが出入りしやすい形状のものを選びましょう。陶器製やレジン製のものが多く、安定感があるので倒れにくいのもメリットです。

流木や岩のレイアウト
流木や岩を水槽内に配置し、ウーパールーパーが視界を遮れるようにするとストレスが減ります。ただし、鋭利な部分があるものはウーパールーパーの皮膚を傷つける可能性があるため、角が丸く滑らかなものを選ぶのが重要です。

ココナッツシェルター
熱帯魚やエビの飼育に使われる「ココナッツシェルター」もウーパールーパーに適しています。小さな穴をくぐるのが好きな個体には特におすすめです。天然素材なので安心して使えます。瓶や壺(口が広いもの)
口が狭すぎない壺やガラス瓶を横向きに置いておくと、ウーパールーパーが入り込んで落ち着ける空間になります。ただし、出入り口が狭すぎると抜け出せなくなることがあるので、ウーパールーパーの体がスムーズに通れるサイズのものを選びましょう。

プラスチック製の筒やトンネル
ペット用のプラスチック製トンネルや、100均で売っている柔らかいプラスチック製の筒をカットしても代用可能です。汚れがつきにくく、掃除がしやすい点もメリットです。

水温の適温は?

「ウーパールーパーの適温は何度なの?」と疑問に思う方も多いですが、熱帯魚ショップで見かけると、つい熱帯地域の生き物と感じるかもしれませんね。

しかし、ウーパールーパーは元々メキシコの高地に位置する冷涼な湖で生息しており、自然界では低温に適応して生活しています。

このため、高温は苦手とする特性があります。

それでも、ペットとして長年人工飼育されているウーパールーパーは、温度に対する適応範囲が広がっています。

通常、飼育する際の理想的な水温は20度から25度とされています。

この温度範囲であれば、ウーパールーパーを健康に保つことができるでしょう。

ウーパールーパーの水替えの頻度について

ウーパールーパーの水替えの頻度はどのくらいで行えば良いのでしょうか?

いろいろ情報を見ていると「毎日水替えをしましょう」と言っているものもあれば「1ヶ月に3回はやりましょう」と言っているものもあって、混乱される方も多いと思います。

実は水替えの頻度は、以下の条件によって必要回数が異なるため一概に何回とは言えません

  • ろ過機能(フィルター)を設置しているかどうか
  • ウーパールーパーのサイズ
  • 水槽のサイズ
  • ウーパールーパーの体調

当然ろ過機能(フィルター)を設置していれば水交換の頻度は減らせますが、全くしなくていいというわけではありません。

またウーパールーパーのサイズが小さいけれど水槽のサイズは大きい場合は、汚れても全体としては汚れている割合が少ないため、比較的水交換の頻度は少なく済みます。

その逆でウーパールーパーのサイズが大きいのに水槽のサイズが小さい場合は、汚れた場合に水槽全体の汚れの割合が高くなるため、水交換の頻度が高くなります。

例として以下の条件であれば1日1回の水替えをおすすめします。

  • 中サイズのウーパールーパー
  • 30cm(中サイズの)水槽を使用
  • ろ過機能(フィルター)を使用していない

また例として以下の条件であれば3日に1回の水替えをおすすめします。

  • 中サイズのウーパールーパー
  • 30cm(中サイズの)水槽を使用
  • ろ過機能(フィルター)を使用している

あとは、ウーパールーパーのサイズと水槽のサイズに合わせて水替えの回数を調整してください。

なお、水替えは一気に全ての水を入れ替えるのではなく、水槽全体の半分や1/3等の量を入れ替えます。

これは急激に水質が変わることによるウーパールーパーへの影響を減らすためです。

はかせ

一気に全部の水を入れ替えしたらウーパールーパーが驚いて体調を壊すので、半分や1/3ずつ入れ替える。

ウーパールーパーにカルキ抜きは必要?

ウーパールーパーの水槽に使う水にはカルキ抜きをすることが必要です。

カルキ(塩素やクロラミン)は公共の水道水に含まれていて、バクテリアや病原体の繁殖を防ぐために加えられていますが、ウーパールーパーを含む多くの水生生物にとっては有害です。

ウーパールーパーの皮膚は非常に敏感で、塩素やクロラミンにさらされると刺激を受けたり、健康問題を引き起こす可能性があります。

市販のカルキ抜き剤を使用

市販のカルキ抜き剤を使用して、水中の塩素やクロラミンを中和します。
これらの製品はペットショップやオンラインで簡単に入手でき、使用方法も簡単です。

物理的なカルキの除去

水をあらかじめ容器に入れ、24時間以上放置して自然に塩素を蒸発させる方法もあります。

ウーパールーパーのエサの種類

ウーパールーパーは人工餌をよく食べてくれます。

人口餌は入手も保存も簡単ですので基本の餌としては人工餌で良いでしょう。

はかせ

ウーパールーパーの基本の餌は人工餌

一方、生きた餌も良く食べますので、餌の多様性を広げるために取り入れてみることをおすすめします。

生餌のおすすめは、まずは赤虫ですね。

赤虫以外だとミミズ・エビやザリガニ等も食べます。

以下の記事でウーパールーパーが食べる生餌について解説していますので参考にしてください。

成長段階別ウーパールーパーの餌の頻度と種類

幼体期

幼体期(0〜3ヶ月)は成長が早いため、1日に2〜3回の頻度で餌を与える必要があります。

生まれたばかりのウーパールーパーにはブラインシュリンプが最適で、動きのある餌を好むため食いつきが良いです。

成長が進むにつれて、冷凍や生の赤虫も食べられるようになり、徐々に人工飼料にも慣らしていくとよいでしょう。

食べ残しがあると水質が悪化しやすいので、小まめな掃除が大切です。体長が3〜5cmほどになれば人工飼料への移行がスムーズになります。

成長期

成体期(約3ヶ月〜2年)になると、餌の頻度は2日に1回が目安になりますが、食欲が旺盛な場合は毎日与えても構いません。

この時期は大きめの餌も丸呑みできるようになるため、ウーパールーパー専用の人工飼料を中心に、冷凍赤虫やイトミミズをバランスよく与えるのが理想的です。

小さめのドジョウやメダカなどの活餌も適していますが、水質が悪化しやすいので注意が必要です。

また、エビやカニの切り身も少量なら問題ありませんが、甲殻類の殻は消化しにくいため与えすぎには気をつけましょう。

食べ残しが増える場合は、餌の量を調整しながら与えるのがポイントです。

シニア期

シニア期(2年〜寿命まで)のウーパールーパーは消化機能が低下するため、餌の頻度は3〜4日に1回が適しています。

歯がないため、噛む必要のない柔らかめの人工飼料が最適です。

冷凍赤虫やイトミミズも消化しやすく、食欲が落ちた時の補助食として白身魚の切り身を細かく茹でたものを与えるのも良いでしょう。

野菜を細かくすりつぶしたものも補助食として使えますが、量は控えめにするのが無難です。

シニア期には食欲が落ちることもあるため、水温を20℃前後に調整すると食べることがあります。食事の量や頻度を調整しながら、健康状態をよく観察することが重要です。

ウーパールーパーが陸化した場合の飼育方法

冒頭文でも説明したようにウーパールーパーは幼形成熟(ネオテニー)という生物学用語で説明される、通常は幼体のまま成熟して生涯水中で生活する生き物です。

しかし、まれに「陸化」と呼ばれる変化を起こして陸上生活を始めることがあります。

これは外鰓が退化し、肺呼吸に切り替わる現象で、主に水質の悪化や環境の変化、ホルモンの影響などが原因とされています。

陸化したウーパールーパーは姿も変わり、よりサンショウウオに近い見た目になりますが、飼育が難しくなるため注意が必要です。

「水中生活」から「陸上生活」に変わるため、当然飼育方法も大きくガラッと変わります。

稀なケースなので基本的には最初から気にしないでOK

ウーパールーパーの陸化現象は確かに存在するものですが、稀なケースですので陸化が起きる前から陸化することを想定して飼育を行う必要はありません。

また陸化現象もある日突然パッと切り替わるわけではなく、切り替わり期間は数ヶ月かかります。

もし陸化現象の兆候が見得たらその時に初めて陸化用の飼育環境について考えれば良いでしょう。

具体的な飼育方法は?

陸化した場合は言葉の通り、水中ではなく陸上での生活となるため、水槽内のレイアウトもガラッと変える必要があります。

ただし前述の通り、陸化自体は稀なケースですのでここでの解説は行わず以下の別記事での解説となりますので、参考にしてください。

ウーパールーパーがかかりやすい病気

水カビ病

多くの人が「カビ」と聞いて浴室の汚れやパンに生えるカビを思い浮かべるかもしれませんが、カビにはさまざまな種類が存在します。

その中には、生物に寄生するタイプも含まれ、人間で言えば水虫や肺アスペルギルス症がこれに該当します。

また、水中に生息するカビもおり、水生生物を寄宿先とする種類もいます。

特に、ウーパールーパーを寄生するカビは水カビ病を引き起こす原因となります。

この病気は、感染したウーパールーパーに白い綿のようなものが付着していることで容易に識別できます。

レッドレッグ症

「レッドレッグ症」とは、特に水生種のカエルやサンショウウオ類が罹患することがある病気で、皮膚が血が滲むような赤色に染まることが特徴です。

この病気はエロモナス菌という細菌によって引き起こされます。

カエルの場合、後ろ足が赤くなるのは、これらの生物が水を直接腸に吸収するためであり、特に水に接触する部分が感染しやすいためです。

水生のウーパールーパーやイモリ、サンショウウオは全身が水に浸るため、全身に症状が現れることが一般的です。

エロモナス菌は感染力が強く、病気の進行も早いため、一度発症すると治療が困難です。

ウーパールーパーが動かない

様々な理由でウーパールーパーが動かない場合があります。

そもそもウーパールーパーはあまり動かない生き物なので、餌は食べるとか、少しは動くなら特に問題はないのですが、病的な物であれば早期発見と早期治療が必要です。

ウーパールーパーの豆知識

ウーパールーパーは、一時期流行になった時もありますが今はそうでもないため、実際飼育している方は珍しいペットです。

そこで知られざるウーパールーパーの豆知識についてもいろいろ知っておきましょう。

飼育に関係あることも、直接飼育には関係ないこともありますが雑学として知っておいてください!

オスとメスの性別の見分け方

オスの場合、成長・成熟に伴って精巣が発達します。

そのためウーパールーパーのオスとメスの性別の見分け方は、精巣があるかどうかで判別を行います。

精巣が発達すると、後ろ足の付け根にそれらしい膨らみがあるのがわかるようになります。

つまり、後ろ足の付け根をみて、精巣の膨らみがあればオス、と言えます。

詳しくは以下のページで解説していますのでご確認ください。

ウーパールーパーに白いカスが出たがこれは何?

ウーパールーパーから白いカスが出てるのが見えることがあります。

おそらくこれは、ウーパールーパーの脱皮です。

ウーパールーパーの脱皮はヘビの脱皮のようにはっきりとした抜け殻になることは殆どなく、人間の垢すりの垢のように見えます。

詳しくは以下の記事で紹介していますので参考にしてください。

死んだ場合はどうするの?

どんなペットにも、悲しいことにいつかさよならをしないといけない時はきます。

もちろんウーパールーパーも寿命を全うするだけでなく、怪我や病気で死んでしまう事もあるでしょう。

そんなときの処理方法は、どうすれば良いのでしょうか?

一番やってはいけないのは、ご自宅の庭や公園・近くの山の土に埋める行為です。

これは、埋めた土からツボカビが流れ出す恐れがあるからです。

また川や池に流すという行為もNGです。

詳しくは以下の記事で解説していますのでご確認ください。

ウーパールーパーのエラがなくなるのはなぜ?

ウーパールーパーを長く飼育しているとエラが小さくなることや、エラがなくなることがあります。

ウーパールーパーは、エラが特徴的で見た目にもかわいらしいので、エラが小さくなったりなくなったりすると心配になりますよね。

これは理由が2つ考えられます。

ウーパールーパーが溶けているのかも?

1つは、ウーパールーパーが溶けている状態です。

ウーパールーパーはエラだけに限りませんが体の一部が溶けてしまう事があります。

もちろんこれはウーパールーパーにとって好ましい状況ではありません

詳しい内容や対策方法は以下の記事で解説していますのでご確認ください。

ウーパールーパーが陸化しているのかも

も1つ考えられるとしたら、ウーパールーパーが陸化しているという事です。

ウーパールーパーは幼形成熟(ネオテニー)という生物学用語で説明される、幼体のまま成熟するという世にも珍しい生き物です。

ほとんどの場合、ウーパールーパーは幼形のまま生涯を終えますが、一部のウーパールーパーは大人の姿になります。

はかせ

一部のウーパールーパーだけが最終形態の大人の姿になるのじゃ。

その場合、水中ではなく陸上での生活をするようになるため、呼吸方法がエラ呼吸から肺呼吸に変わります

そのためエラは退化して徐々に小さくなってなくなっていくのです。

自然の摂理としてこうなっているので、これは一概によくない状況というわけでもありませんが、見た目が著しく変わるので驚きますね。

ウーパールーパーの陸化について、詳しくは以下の記事で解説していますのでご確認ください。

ウーパールーパーは冬眠するの?

ウーパールーパーはカエルと同様に両生類の仲間ですので、冬眠のような状態になることはあります。

ただし、カエルのように一般的に冬眠する習性をもつわけではありませんし、また冬眠状態になったとしてもカエルが土の中に埋まるような視覚的にはっきりとした冬眠をするわけではありません。

ウーパールーパーの冬眠は水温が10度以下になった場合に動きが遅くなり、餌をほとんど食べなくなる状態になります。

はかせ

ウーパールーパーが冬眠すると、動きが鈍くなり食べ物もあまり食べなくなるのじゃ。

ウーパールーパーが冬眠するには、10度以下の水温を一定にしておく必要があります。

昼だけヒーターを使って、夜はヒーターをオフにするような水温が不安定だとウーパールーパーの体に負担がかかるので避けてください。

ただしそもそも冬眠という行為は、ウーパールーパーにとって比較的リスクの高い行為です。

飼育下であれば、冬場であっても水温の安定はできると思うので、15度~25度の水温を維持しウーパールーパーを冬眠させないようにすることをおすすめします。

はかせ

飼育下であれば、水温を調整できるのでウーパールーパーを冬眠させない方が無難じゃ。

ウーパールーパーの寿命のギネス記録は?

ウーパールーパーの平均的な寿命は8年程度ですが、20年近く生きる個体もさほど珍しくありませんので個体差が大きいようです。

ギネス記録ではパリで記録されたものとして25年の長寿の個体がいたようです。

ウーパールーパーの鳴き声とは?

ウーパールーパーは実は鳴くという事をご存じでしたか?

厳密には犬や猫のような鳴き声ではなく、呼吸音が正しいのですが、鳴き声はまるで子犬のような鳴き声です。

以下の参考動画で是非ウーパールーパーの鳴き声を確認してみてください。

参考動画
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