ウーパールーパーも生き物である以上、いつかは「死んでしまう日」が訪れます。
「ウーパールーパーが死んだらどうすればいいのか」「ウーパールーパーが死んだらどうするべきか」と戸惑う方も多いでしょう。
結論から言うと、ウーパールーパーの遺体は【可燃ごみとして処理】するか、【専門業者に火葬を依頼する】のが正しい対応です。
間違っても庭や公園に埋めたり、川に流したりしてはいけません。
環境汚染や感染症リスクにつながるためです。
この記事では、ウーパールーパーが死んだら取るべき対応や、生死の見極め方、絶対にやってはいけない行動について詳しく解説していきます。
大切に飼育してきたウーパールーパーだからこそ、最後まで正しい方法で送り出してあげましょう。
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まとめページは以下より
ウーパールーパーの飼育まとめ
ウーパールーパーは死んだら?生死の見極めポイント
呼吸を確認する
ウーパールーパーは皮膚とエラで呼吸しています。
生きている場合は、エラが微かに動いたり、体がわずかに上下する呼吸運動が見られます。
一方、死んでしまった場合は呼吸の動きが完全に止まり、エラが縮んだり、張りを失ったような状態になります。
呼吸による微細な動きが見られない場合は、死亡を疑いましょう。

エラとは上の画像の赤矢印で示している個所の事です。
反応を確認
ウーパールーパーは生きていれば、触ったり目の前で手を動かすなどすると反応を示します。
例えば触れるとピクッと動いたり、エラを動かします。
一方、死んでいる場合は完全に反応がなく、身体が硬直していることがあります。
ただしウーパールーパーが動かないからと言ってすぐに生死の判断をするのは気が早いです。
以下の記事も是非参考にしてください。

浮き方の確認
ウーパールーパーは基本的に底でじっとしていたり、ゆっくり泳いだりします。
しかし、死んでしまった場合は、腹を上に向けて浮かぶ、あるいは底に横たわったまま全く動かないなど、不自然な姿勢を取ることがあります。
ただし、ウーパールーパーは体調不良や浮袋のトラブルでも浮くことがあるため、ウーパールーパーが浮くからと言ってそれだけで生死を判断するのは早計です。
以下の記事も参考にしてください。

皮ふの状態を確認する
生きているウーパールーパーの皮膚は、しっとりと滑らかな質感を持っています。
死後は皮膚が乾燥したり、白っぽく変色したり、灰色にくすむことがあります。
明らかに皮膚の色や質感に異変が見られる場合は、死後の変化を疑う必要があります。
匂いについて
ウーパールーパーが死んで時間が経つと、魚の腐敗臭のような強い臭いが発生します。
腐敗臭がする場合は、ほぼ間違いなく死亡していると考えて良いでしょう。
ウーパールーパーが死んだらやってはいけないこと

ウーパールーパーが死んだら、正しい方法で処理する必要があります。
間違った処理をしてしまうと、環境破壊や感染症拡大のリスクを引き起こしてしまうかもしれません。
以下の行為は絶対に避けましょう。
庭や公園に埋めない
死んだウーパールーパーを庭や公園に埋めるのはやめましょう。
両生類には「カエルツボカビ病」という感染症を引き起こす病原菌を持っている可能性があり、これが土壌や水に流れ出すと、野生のカエルやサンショウウオに深刻な影響を及ぼします。
また、公園など公共の土地に死体を埋めることは、条例や法律違反に問われる可能性もあります。
川や池に流さない
死体を川や池に流すことも絶対にしてはいけません。
ツボカビ病だけでなく、未知の病原体が広がるリスクがあり、日本の自然環境に取り返しのつかないダメージを与える恐れがあります。
さらに、人の目につく場所で死骸が発見されれば、パニックを引き起こしたり、不必要な騒動になる可能性もあります。
筆者も以前、「川でオオサンショウウオの子どもが死んでいる」と言われて駆けつけたらウーパールーパーの死体だった、ということがありました。
ちなみにウーパールーパーがオオサンショウウオになる?と誤解されている方も少なからずいらっしゃいますがなりません笑

プランターや鉢植えにも埋めない
自宅のプランターや鉢植えなど、限られた土の中なら大丈夫と思うかもしれませんが、これもNGです。
水を通してツボカビ菌が漏れ出す可能性があり、完全に安全とは言えません。
ウーパールーパーが死んだらどうする?

ウーパールーパーが死んでしまったら、適切な方法で速やかに処理してあげることが必要です。
ここでは、ウーパールーパーの遺体を正しく処理する方法を紹介します。
まずはすぐに水槽から取り出す
ウーパールーパーは体の大半が水分でできているため、死後は急速に腐敗が進みます。
そのままにしておくと、水質が悪化し、水槽内の他の生体にも悪影響を与えるリスクがあります。
できるだけ早く、やさしく取り出してあげましょう。
【方法1】可燃ごみとして処理する
最も一般的で推奨されるのは、可燃ごみとして処分する方法です。
- 死体をティッシュやキッチンペーパーで包む
- ビニール袋に入れて密封する
- 地域のルールに従い、可燃ごみとして出す
腐敗臭対策として、新聞紙でさらに包んだり、袋を二重にすると安心です。
なお、必ず自宅のごみ出しで処理してください。
公園のゴミ箱や公共施設に捨てるのは絶対にやめましょう。
事件性を疑われる恐れがあります。
【方法2】トイレに流す(※慎重に)
一部では「トイレに流して処理する」という方法も紹介されています。
確かに、下水処理場では徹底的に殺菌されるため、カエルツボカビ病などの病原菌が外部に漏れる心配はほぼありません。
しかし、以下の点に注意が必要です。
- 大きな個体はトイレ詰まりのリスクがある
- 汲み取り式トイレでは絶対に流さない
- 基本的には【可燃ごみ処理】が優先
トイレで流す場合も、あくまで自己責任で行いましょう。
【方法3】ペット火葬業者に依頼する
より手厚く供養したい場合は、ペット火葬業者に依頼して火葬してもらうという選択肢もあります。
火葬は高温処理により、カエルツボカビ病などの病原菌を完全に無害化できるため、最も安全な処理方法です。
遺骨や灰には感染リスクが残らず、安心して埋葬することができます。
ただし、ペット火葬は専門業者に依頼する必要があり、費用(数千円〜)がかかります。
個人で勝手に火葬すること(屋外焼却など)は法律違反になる可能性があるため、絶対にやめましょう。
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ウーパールーパーが死んだらどうする?【まとめ】
ウーパールーパーが死んだら、正しい方法で速やかに処理してあげましょう。
選択肢は主に以下の3つです。
- 可燃ごみとして処分する(推奨)
- (小型個体なら)トイレに流す
- ペット火葬業者に依頼して火葬する
ただし、庭や公園に埋める、川に流すといった行為は絶対にNGです。
カエルツボカビ病など感染症拡大のリスクがあり、自然環境に深刻な被害を及ぼす可能性があります。
「ウーパールーパーが死んだらどうするのか」に迷ったときは、まず可燃ごみ処理を第一に考えましょう。
火葬による手厚い供養を希望する場合も、必ず専門業者を通じて行うようにしてください。
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いや、読んでくださいお願いします(土下座)
