
アマガエルって見た目、可愛いですよね。
トノサマガエルやウシガエルはキモイから生理的に受け付けないけどアマガエルはアリ!って思っている方も多いんではないでしょうか。
しかし、初めてのアマガエル飼育であれば、
「アマガエル飼育を始めたいけれど、どんな飼育ケースに入れたらばいいの?」
「餌を与える頻度やタイミングがわからなくて不安…」
「せっかく飼うなら正しい知識を得て健康に長生きさせてやりたい」
とお悩みの方も多いでしょう。
この記事では、飼育初心者でも安心して取り組めるように、アマガエルに適した餌の種類や選び方、さらに健康維持に必要な餌を与える頻度とタイミング・・・その他アマガエルにまつわる豆知識についても徹底的に詳しく解説していきます。
アマガエルの飼育は室内・屋外どちらが良い?
アマガエルを飼育する際、初めに悩むのは室内での飼育かもしくは屋外の飼育かで悩む方もいるでしょう。
これはイメージ通りだと思いますが、当然室内の飼育の方が安全性が高いし長生きさせる可能性が高くなります。
屋外だとベランダやガレージ・倉庫などで飼育するという方が多いかと思いますが、いずれも温度管理が難しくなりますし、カラスやヘビなどの外敵に襲われるリスクが上がります。
また万一、アマガエルが脱走した時に、屋外では見つけるのが難しいです。
室内飼育ならそのリスクが大幅に減少します。
そのため理想を言えば室内飼育がベストです。
しかし、家族の承認が得られないもしくはスペースがないなどの理由で、やむを得ず屋外飼育を選ぶ場合もあるでしょう。
その場合は以下の点に注意して、飼育してください。
- ケージがしっかりした構造であること(捕食者が侵入できないように)。
- 農薬や化学物質が使用されていない場所であること。
- 日陰や水場が確保され、過剰な直射日光が当たらないこと。
アマガエルの飼育環境
飼育ケース
アマガエルを飼育する際に適したケースは、ガラス製または透明なプラスチック製のものが良いです。
これによりカエルの様子を容易に観察できます。
ケースのサイズは一匹あたり最低でも幅20cm×奥行き20cm×高さ20cmが推奨しますが、複数を飼育する場合はそれに応じて大きなものを選ぶ必要があります。
カエルと一言に言っても、種類によってどこに住むか異なりますが、アマガエルは樹上性のカエルです。
つまり木や葉っぱの上で暮らすカエルですので高さのあるケージが必要なのです。
飼育ケースの蓋について
飼育ケースには蓋が必要な理由は2つあります。
1つはアマガエルの脱走予防です。
そしてもう1つが天敵からの攻撃を防ぐためです。
室内飼育であれば天敵からの攻撃はほとんどないかと思いますが屋外飼育であればカラスや猫・ヘビ等に襲われるリスクがあります。
密閉してしまうと呼吸ができなくなるので通気性が確保された設計も重要です。
メッシュの蓋がついたケースや適切な通気穴があるケースが適しています。

あまりお金をかけたくないのなら、ひとまず上の図のような感じの虫かごで十分かと思います。
100円均一やホームセンターでも売っています。
泳ぐスペースは不要
カエルは以下のようにカエルの種類によって主にどこで住むかが別れます。
- 水棲:ウシガエル等
- 地上棲:ツノガエル等
- 樹上棲:アマガエル等
アマガエルは樹上棲で飛び跳ねたり葉の上でじっとしていることが多いためアマガエルの飼育ケージ内には、泳ぐための広い水場は必要ありません。
ただし、体を湿らせたり水を飲んだりするために、小さな水容器は用意する必要があります。
ケージ内の環境は陸地が多めになるように整えるのが理想的で、水場は最小限で十分です。
具体的には、陸地の割合を全体の8〜9割ほど確保し、乾燥しすぎないように湿らせた土やミズゴケを敷くのがよいでしょう。
ただし例外的に産卵を行う場合のみ水場が必要になります。
飼育環境で繁殖させる場合は、産卵に適した水場を用意しなければなりません。
水皿
前述のとおりアマガエルは樹上性のカエルです。
半水生のウシガエルとは違い、主に陸上で生活するため飼育ケース内に泳ぐスペースは必要ありません。
アマガエルは水中を泳ぐこともできるので、泳ぐスペースがあっても構いませんが金魚の飼育のように飼育ケースを全面水にするのはNGです。
泳ぐスペースは不要ですが、アマガエルは高湿度の環境を好むため、半身が入る程度の水皿の設置をおすすめします。
水場としては、直径5〜10cm、深さ1〜3cm程度の浅い容器にカルキ抜きした水道水を入れておきます。
水深が深すぎると溺れてしまうことがあるため、浅めにするのがポイントです。
水は毎日交換し、清潔に保つことも大切です。
カルキ抜きとは、水道水に含まれる 塩素(カルキ) を取り除くことを指します。
水道水には消毒のために塩素が含まれていますが、この塩素はアマガエルなどの両生類にとって刺激が強く、皮膚や粘膜にダメージを与えることがあります。
そのため、飼育に使う水は カルキ抜き をして、塩素を取り除いてから使用する必要があります。
自然に抜く方法
バケツやボウルに水道水を汲み、半日から1日ほど放置 しておくだけで塩素が蒸発します。日光に当てるとより早く抜けるため、屋外に置くのも効果的です。
沸騰させる
水を10分ほど沸騰 させ、その後冷ませば塩素が飛んでカルキ抜きができます。ただし、冷めるまでに時間がかかるのが難点です。
カルキ抜き剤を使う
ペットショップやホームセンターで販売されている 「カルキ抜き剤(中和剤)」 を水に入れると、すぐに塩素を無害化できます。
すぐに使いたい場合には便利ですが、入れすぎると水質が変わることがあるので、説明書どおりの量を守ることが大切です。
床材
アマガエルの飼育において、床材なしでも飼育は可能です。
ただし、その際には湿度の管理がとても重要になります。
床材がないとケース内が乾燥しやすくなるため、定期的に霧吹きをして湿度を保つ必要があります。
初心者向けの方法としては湿らせたキッチンペーパーがよく使われます。
キッチンペーパーは手軽で交換もしやすく、清潔に保てるため初心者には特に向いています。
飼育環境を見た目お洒落にしたいという事でしたら、底材には湿度を保ちやすいココナッツファイバーやスファグナムモスを使用するの良いですね。
観葉植物
アマガエルの飼育下に適した観葉植物は、湿度が高い環境に強く、葉の形やサイズがカエルの隠れ家や休憩場所として適しているものが理想的です。
まず、ポトスは耐久性が高く、湿度にも強いため、初心者でも育てやすい植物です。

ポトス
その大きな葉はアマガエルが乗るのに十分なサイズがあり、隠れ場所としても利用できます。
また、フィカス・プミラ(アイビーの仲間)は、小さな葉が密集しており、自然に近い雰囲気を演出できるため、アマガエルにとって快適な環境を作りやすいです。

フィカス・プミラ
サンスベリアのような硬い葉を持つ植物も選択肢に入ります。

サンスベリア
これらはメンテナンスが簡単で、カエルが葉の上に乗ることも可能です。
観葉植物を設置する際は、農薬が使われていないものを選び、植え替えの際には無害な土を使うことが重要です。
また、植物の根元に潜り込むのを防ぐために、根を隠すような工夫もすると良いでしょう。
これらの植物をケース内に配置することで、アマガエルにとって快適で安全な環境を整えることができます。
アマガエル飼育に適した餌の選び方
エサの種類
アマガエル飼育において最適な餌を選ぶことは、健康な成長と長生きのために欠かせない要素です。
主に昆虫を好むアマガエルですが、その餌にはいくつかの選択肢があります。

ミルワーム
代表的なものとして、コオロギやハエの幼虫、ミルワームが挙げられます。
ミルワームをご飯皿に入れてアマガエルちゃん達のケージに入れてみたら…
— ナナ (@ieamekerokoro) May 13, 2024
拡大して見ると笑える🤣 pic.twitter.com/ZLtAStJJLF
これらはペットショップやオンラインで手軽に購入でき、栄養価も高いため飼育に適しています。
また、これらの餌は品種やサイズの選択肢が多いことも魅力で、個々のアマガエルの好みに合わせやすいのも特徴です。
一方で、野生の昆虫を捕まえて与えることは避けるべきです。
農薬や病原菌を持ち込むリスクがあり、アマガエルの健康を損なう可能性があります。
さらに、野生の昆虫は栄養バランスが不明なことが多く、必要な栄養素を補えない場合があります。
餌の安全性は飼育の基本ともいえるので、信頼できる餌を選びましょう。
また、餌の大きさも重要で、アマガエルの口に収まるサイズでなければなりません。
アマガエル ヘテロ達も
— ゆず飴 (@choco_tan03) July 18, 2023
チビチビお迎え~✨
大きさの差が👀
1番チビちゃんピンセットからコオロギ食べる!
イラン( -.-)ノ ・゚゚・。ポイッ🤣🤣
まぁ…餌食べるので良し👍😊
#アマガエル
#ヘテロ pic.twitter.com/oIx3JrMN2p
大きすぎる餌は消化不良を起こす可能性があるため注意が必要です。
与える前に、餌の種類や安全性をしっかり確認することが必要です。
適切な餌を選ぶことで、アマガエルの元気な姿を長く楽しむことができるでしょう。


餌を与える頻度とタイミング

アマガエルは活動的な夜行性の生き物で、餌を与える最適なタイミングは夕方以降となります。
飼育環境が落ち着いた暗い時間帯に餌を与えることで、自然な摂食行動を引き出せます。
この時間帯に餌を与えることで、ストレスを減らし、健康的な成長を促すことが期待できます。
餌を与える頻度は、成長段階に応じて調整が必要です。
幼体の時期には毎日1回、成体では2~3日に1回が目安です。
ただし、アマガエルの体調や季節によって食欲が変わることもありますので、観察を怠らないようにしましょう。
餌を与えすぎると肥満になる可能性があるため、適切な量を守ることが大切です。
また、餌を与えた後に残ったものはすぐに取り除き、飼育環境を清潔に保つようにしましょう。
餌が残ったままだと腐敗して衛生状態が悪化し、病気の原因になることがあります。
清掃は飼育の基本であり、餌を与えた後の片付けも習慣化することが重要です。
補足的な栄養

アマガエルの健康を維持するためには、餌だけでなく栄養バランスにも注意が必要です。
市販の餌にビタミンやカルシウムを添加することで、骨の発育や病気の予防に効果が期待できます。
えだまめ🐸のご飯🍙
— 🐸コリドラス🐸 (@koridorasu2929) August 22, 2020
あんまり食べたくなかった
のかな...?
ふやかした乾燥イトミミズに
カルシウムパウダーを
トッピング🎵#アマガエル pic.twitter.com/EgnFD3lDfx
特にカルシウム不足は、骨の変形や発育不良を引き起こすことがあるため、粉末状のカルシウム剤を餌にまぶして与えると良いでしょう。
これにより、健康的な骨格の発達が促進され、寿命を延ばす効果が期待されます。
アマガエルの卵の孵化までの管理方法

アマガエルが産卵した場合や採取した場合は、アマガエル孵化するまでの管理がとても重要になります。
自然界では水中で孵化し、その後オタマジャクシとして成長するため、環境をできるだけ再現することが大切です。
卵の適切な容器を準備する
卵を入れる容器は、水をしっかりと保持できるものを選びます。
カエルになった後は泳げるような広い水場は必要ありませんでしたが、
例えば、大きめのプラスチックケースや水槽などが適しています。
水は カルキを抜いた水 を使用し、水深は 5〜10cm程度 にしておきます。
水が深すぎると酸素が行き渡らず、卵がうまく孵化しないことがあるため注意が必要です。
卵の配置に気をつける
卵を採取した際は、できるだけ自然な状態のまま水に浮かべます。
アマガエルの卵は水草や葉に付着していることが多いため、それらも一緒に入れるとよいでしょう。
もし水草がない場合は、発泡スチロールや葉を浮かべることで代用できます。
水温と環境を整える
アマガエルの卵が孵化する適温は 20〜25℃ です。
気温が低すぎると孵化が遅くなり、逆に高すぎると卵が傷む可能性があります。直射日光が当たると水温が急上昇することがあるため、日陰や室内で安定した環境を保つことが大切です。
また、卵は 酸素を必要とする ため、水を完全に止めたままにせず、 軽くエアレーション(ブクブク)を入れる とより良い環境を作れます。
ただし、水流が強すぎると卵が傷つくことがあるので、弱めに設定します。
水の管理をする
水は 毎日1/3程度を交換 し、清潔な状態を保ちます。
ただし、全量を交換してしまうと水質が急変し、卵に負担がかかるため注意が必要です。
交換する際は、同じ温度の カルキ抜きした水 を使い、急激な環境変化を避けます。
孵化を待つ
アマガエルの卵は、気温が適切であれば 数日〜1週間程度 で孵化します。
孵化した直後のオタマジャクシはまだ動かず、しばらく卵の殻の栄養を吸収します。その後、活発に泳ぎ始めるので、オタマジャクシの飼育環境を整えていきましょう。
卵を採取した後は、 静かで清潔な水環境を維持し、適温を保つことが成功のカギ になります。
孵化までの期間をしっかり管理し、オタマジャクシへと成長させていきましょう。

アマガエルのおたまじゃくしの育て方

アマガエルのおたまじゃくしを飼育するには、適切な水環境を整え、成長に合わせたエサを与えることが重要です。
自然界と同じような環境を再現し、成長をサポートしていきましょう。
飼育容器の準備
おたまじゃくしを飼育するには、水をたっぷり入れられる広めの容器が適しています。
例えば、プラスチックケースや水槽、バケツなどが使えます。
水深は10〜15cm程度 にすると、おたまじゃくしが泳ぎやすくなります。
水は 必ずカルキを抜いた水道水 を使い、清潔な環境を維持します。
エアレーション(ブクブク)は必須ではありませんが、水が汚れやすい場合は軽く入れると水中の酸素が増えて健康に育ちます。
水の管理と交換
水は汚れやすいため、2〜3日に1回、1/3程度を交換 します。
全量を交換すると水質が急変してしまうので、少しずつ入れ替えるのがポイントです。
水温は20〜25℃ に保つと、おたまじゃくしが元気に育ちます。直射日光が当たる場所は避け、屋内や日陰で管理すると水温が安定します。
エサの与え方
おたまじゃくしは植物性のエサを好みます。
最初のうちはゆでたほうれん草やレタス を細かく刻んで与えるとよいでしょう。
市販のメダカや金魚のエサ も食べますが、水が汚れやすくなるので、食べきれる量をこまめに与えます。
成長が進むと雑食になり、魚のエサのほかに煮干しを砕いたものや茹でた米粒 なども食べるようになります。
足が生えたら陸地を準備する
おたまじゃくしが成長して後ろ足が生えてきたら、そろそろカエルになる準備を始めます。陸地がないと溺れてしまうことがあるため、水面に浮かぶ 石や水苔、発泡スチロールの板 などを入れ、上陸できる環境を作りましょう。
この時期になると肺呼吸が始まるため、水の深さを 5cm程度に減らし、陸地とのバランスを取る ことが大切です。水換えの頻度も少し減らし、環境変化を抑えてストレスをかけないようにします。
カエルになったら陸地を中心にする
前足が生え、尻尾が短くなってくると、ほぼカエルの姿になります。このタイミングで 完全に陸上生活ができる環境へ移行 します。
水場は小さな皿にし、ケージ内に葉や枝、隠れられる場所 を作ると、アマガエルとして快適に過ごせるようになります。
この頃からエサも変わり、生きた小さな虫(アブラムシやショウジョウバエ)が必要になります。
おたまじゃくしを元気に育てるポイント
- 水質を清潔に保ち、カルキ抜きした水を使う。
- 20〜25℃の水温を維持し、直射日光を避ける。
- 植物性のエサを中心に、成長に応じて雑食性の食べ物に変える。
- 足が生えてきたら、陸地を作り水位を下げる。
- カエルになったら水場を小さくし、昆虫を与える。
こうしたポイントを押さえておけば、おたまじゃくしを無事にアマガエルへと育てることができます!
アマガエルの豆知識
アマガエルとメダカの共存はできる?

アマガエルとメダカを同じ環境で飼育することは基本的に難しいです。
短期間であれば問題が起こらないこともありますが、長期的な共存にはいくつかのリスクが伴います。
まず、アマガエルは肉食性であり、小さくて動く生き物を捕食する習性があります。
特に幼体のうちは昆虫や小動物をよく食べるため、サイズが小さいメダカが誤って捕食される可能性があります。
ただし、メダカは泳ぎが速く、アマガエルが積極的に狙うことは少ないものの、アマガエルのサイズが大きく、メダカが小さい場合には食べられてしまうことも考えられます。
さらに、両者は生活環境が異なります。
メダカは完全に水中で暮らし、酸素供給が必要ですが、アマガエルは陸上を中心に生活し、基本的に水中で過ごすことはありません。
産卵やオタマジャクシの時期を除けば、アマガエルにとって広い水場は不要です。
そのため、一つの環境内で両方を快適に飼うことは難しく、水質管理も複雑になります。
どうしても同じ場所で飼育したい場合は、アマガエルが休める陸地を確保し、水草や流木を利用してメダカの隠れ場所を作るなどの工夫が必要になります。
また、アマガエルに十分なエサを与えることで、メダカが捕食されるリスクを減らすこともできます。ただし、アマガエルが水辺でエサを探すこともあるため、完全に安全とは言えません。
このように、短期間であれば問題なく共存できる場合もありますが、長期間にわたる飼育ではどちらかに負担がかかる可能性が高いため、基本的には別々に飼育するほうが望ましいでしょう。

アマガエルとメダカの共存は基本的にはNGじゃ。
アマガエルの寄生虫について
アマガエルには寄生虫が付くことがあり、特に野生の個体は注意が必要です。
代表的なものに線虫や吸虫があり、エサや水を介して感染します。
感染すると食欲低下や体の痩せ細り、動きの鈍化が見られることがあります。
予防には、飼育前の健康観察が重要です。
野生の個体は数週間隔離し、市販のエサを活用すると寄生虫のリスクを抑えられます。
水場を毎日清潔にし、フンや汚れを取り除くことも効果的です。
寄生虫が疑われる場合は環境を見直し、症状が進行しているなら動物病院で検査を受けるのが安全です。
日頃から適切な環境を維持し、エサや水の管理を徹底することで感染リスクを減らすことができます。
アマガエルのうんち事情
アマガエルのうんちは、健康状態を知るための大切な指標になります。
基本的に、エサをしっかり食べていれば 数日に一度のペースで排泄 します。
食べたエサの種類によって形状や色が変わることもありますが、通常は 細長い茶色~黒っぽい固形のうんち をします。
アマガエルは 水の中ではなく、陸地や壁にフンをすることが多い です。
壁にくっついたり、葉の上に残ることもあり、気づかないうちに乾燥していることもあります。そのため、こまめに掃除をして清潔な環境を保つことが大切です。
フンの頻度が極端に少ない場合は、エサの量が少ないか、消化不良を起こしている可能性 があります。
逆に、水っぽかったり異常に臭いが強い場合は、消化不良や寄生虫の影響が考えられます。
普段のフンの状態を観察し、変化があればエサや環境を見直すことが大切です。
また、フンをすると体が少ししぼむように見えることがありますが、これは水分を含んでいた腸内の内容物が排出されるためで、特に異常ではありません。
フンをした後は体重が軽くなり、活発に動き回ることが多いです。
排泄は健康のバロメーターなので、フンの状態をチェックしながら、快適な環境を維持していきましょう。
アマガエルは土に潜ることはある?
アマガエルは基本的に 樹上性のカエル であり、土に潜ることはほとんどありません。
普段は葉の上や木の枝、壁などに張り付いて生活し、地面を歩くこともあまりないため、他のカエルのように土に潜る習性は持っていません。
ただし、例外的に 冬眠する場合 や 極端に乾燥した環境に置かれた場合 には、土や落ち葉の下に身を隠すことがあります。
冬眠のときは湿った土や腐葉土の中に浅く潜り、寒さをしのぐことがありますが、完全に深く潜るわけではなく、体が少し埋まる程度です。
また、飼育環境においても、湿度が低すぎたり、隠れる場所がない場合 に、ミズゴケや柔らかい土の中に体を押し込むような行動を見せることがあります。しかし、これは本来の行動ではなく、乾燥を避けたり、安心できる場所を求めるための一時的な行動です。
もし飼育しているアマガエルが土に潜ろうとする場合、湿度が低すぎる、ストレスを感じている、隠れ場所が不足している などの可能性があるため、環境を見直すことが必要です。適度な湿度と隠れる場所を確保すれば、アマガエルは通常の樹上生活に戻ります。
アマガエルの共食いについて
人間からすると残酷に感じるのですが、アマガエルは共食いすることがありますので、同じケージの中に複数のアマガエルを飼育する際は注意が必要です。
空腹にさせなければ大丈夫でしょ?と思うかもしれませんがそういうわけでもありません。
アマガエルの共食いを防ぐためにはどうすれば良いか以下の記事で詳しく解説しているので是非参考にしてください。


アマガエルの冬眠について
野生のアマガエルはその多くが冬眠しますが、温かい室内で飼育していれば自然に冬眠を迎える可能性は低いです。
できるだけ自然に近い形であれば冬眠をさせてあげるのも1つの手ですが、そのためには準備が必要です。
この記事では詳しく解説しませんが、以下の記事でアマガエルの冬眠について詳しく解説しているので是非参考にしてください。


アマガエルの脱皮について
ヘビが脱皮することは皆さんご存じでしょうが、実はカエルも脱皮します。
ヘビのように脱皮後の殻が捨てられていることはないので、あまり気付けませんが、アマガエルは割と頻繁に脱皮しています。
以下の記事ではアマガエルがどのような目的で脱皮をして、なぜ脱皮後の殻を見かけることがないのかの理由についても解説していますので是非参考にしてください。


アマガエルの色が変わる理由とは?
アマガエルと言えば、鮮やかな緑色とイメージする方が多いのではないでしょうか。
しかし実はアマガエルは環境や状況に応じて体色を変更することができます。
飼育下では、天敵に襲われるリスクもないし環境の変化に乏しいのであまり体色の変化をお目にかかれる機会は少ないかも知れませんが、どのような時にどのような色に変わるのか興味が沸きませんか?
以下の記事ではアマガエルの色が変わる理由について解説していますので是非参考にしてください。


アマガエルの毒性について
アマガエルに毒性があるとは全くそんな事知らないという方もいるのではないでしょうか。
人の健康を及ぼす事がほとんどない微毒なので、あまり気にしないで良い程度の物ですが、うっかり赤ちゃんや犬や猫などのペットが口にしてしまっては危険です。
以下の記事でアマガエルの毒性について解説していますので参考にしてください。


アマガエルは人になつくの?
アマガエルは、犬や猫のように飼い主に対して親しみを示す「なつく」行動は見られません。
しかし、適切な飼育環境を整え、根気強く接することで、人間に対する警戒心を和らげる広義での「なつく」ことが可能です。
詳しくは以下の記事で解説していますので参考にしてください。


まとめ
アマガエルの健康的な飼育を成功させる鍵は、適切な餌の選択、頻度やタイミングを守った与え方、そして日常的な健康観察にあります。
栄養バランスに配慮し、餌にカルシウムやビタミンを追加することで、アマガエルの体を健全に保つことができます。
また、飼育環境を清潔に保つことも忘れずに実践しましょう。
飼育初心者でも、正しい知識を身につけることで、アマガエル飼育をより楽しいものにすることができます!
アマガエルとの生活を充実させるために、今回ご紹介したポイントをぜひ参考にしてみてください。

