【画像】ウーパールーパーのオスメスの見分け方!性別は変わる(性転換)?

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ウーパールーパーは、そのユニークな見た目と飼いやすさから、世界中で人気の両生類です。

そんなウーパールーパーを飼っていると、「うちの子はオス?それともメス?」と性別が気になってくる方も多いのではないでしょうか。

この記事では、ウーパールーパーのオスとメスの見分け方を写真付きで解説し、さらに「性別が途中で変わるって本当?」という疑問にもお答えします。


\ ウーパールーパーの飼育に関する /
まとめページは以下より
ウーパールーパーの飼育まとめ

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目次

ウーパールーパーの性別の見分け方

ウーパールーパーのオスの見分け方【画像】

まずは、わかりやすいオスの性判定から解説します。

オスの場合、成長・成熟に伴って精巣が発達します。

精巣が発達すると、後ろ足の付け根にそれらしい膨らみがあるのがわかるようになります。

この膨らみは「総排泄口(そうはいせつこう)」と呼ばれる部分に現れます。

総排泄口とは、ウーパールーパーを含む両生類が持つ、フン・尿・精子(または卵)をすべて排出する“1つの共通の出口”です。

人間でいえば、肛門・尿道・性器が合体したような構造です。
つまり、“ただの肛門”ではなく、性別判定にも関わる重要な器官なんですね。

この部分は餌を食べて一時的に膨らんだり、太りすぎて膨らんで見える、ということがないので、明らかな膨らみがあれば確実にオスだと断定することができます。

はかせ

ウーパールーパーがオスである場合、成体になれば比較的判別がしやすい。

ただし、生まれたときからこの膨らみがあるわけではありません。

体が成長し、繁殖可能な状態になることを性成熟といいますが、この性成熟にともなって精巣が膨らんできます。

上の2つの画像はどちらもオスのウーパールーパーです。

赤い矢印で示した個所が総排泄口ですが、膨らみの程度には個体差があります。

参考動画

ウーパールーパーのメスの見分け方

続いてメスの性判定について。といいたいところですが、メスにはメス特有の特徴はありません。

性成熟に伴ってオスの精巣が発達するのと同じように、メスの卵巣も発達しますが、メスの卵巣は外見ではわかりにくいのです。

そのため、オスのように外見の変化でメスだと断定することができません。

精巣の膨らみがなければメスの可能性は高いですが、未成熟のオスも同様に膨らみが見られないため、確実な判定は難しいのが実情です。

はかせ

ウーパールーパーがメスの場合、なかなか決定打がないため判別が難しい。

そのため、メスだと思って育てていたらオスだった、ということが起こります。

オスのほうも、性成熟が遅い個体もいるようで、8センチを超えても精巣の膨らみが確認しにくい個体もいます。

個人的には、10センチを超えて精巣が確認できない個体はメスだと判断してもいいと思っています。

しかし、絶対にメスでないとダメという条件なら、最初からアダルトサイズの個体を選び、確実にメスと断定できる個体を飼った方がいいでしょう。

ウーパールーパーの性別は何ヶ月でわかる?

ウーパールーパーの性別は、ある程度の大きさや年齢に達していないと判別が難しいことが多いです。

一般的に性別がわかるのは生後6ヶ月〜1年程度、個体によっては生後4〜5ヶ月でも判別できることがあります。

ただし、これは飼育環境や個体差によってかなりばらつきがあるため、確実なタイミングとは言い切れません。

性成熟の目安としては体長10センチ以上がひとつの基準となっており、これくらいのサイズになれば、オスであれば後ろ足の付け根に精巣の膨らみが見られることが多いです。

一方で、成長がゆっくりな個体は、10センチを超えても性別がはっきりしない場合もあります。

また、エサの量や水温、生活リズムといった飼育環境が成長スピードに影響を与えるため、早く性別を知りたい場合は、適切な温度管理(20〜23℃程度)と栄養バランスの良い餌やりを意識すると良いでしょう。

繁殖時は性別がより判別しやすくなる?

ウーパールーパーは、繁殖期になると性成熟が進み、オスとメスの特徴がよりはっきり現れるようになります。

とくにオスは繁殖期に入ると精巣の膨らみがより目立ち、精子を含む“精包(せいほう)”と呼ばれる白いカプセル状のものを水槽内に排出することがあります。

これが確認できれば、間違いなくオスです。

一方、メスは繁殖期に卵巣が発達し、お腹のあたりがふっくらしてくることがあります。

見た目に明らかな差が出る個体もいれば、あまり変化がない個体もいるため、オスに比べるとやはり見分けは難しいのが実情です。

また、オスは繁殖期になるとメスを追いかけて後ろから前足で抱きつく(“アンプレクサス”と呼ばれる)動きを見せることがあります。

ウーパールーパーの発情期の行動については以下の記事で詳しく解説していますので是非参考にしてください。

こうした繁殖行動の観察も性別判定のヒントになります。

以下の記事ではウーパールーパーの交尾について詳しく解説していますので是非参考にしてください。

実はオスだった!? 性別判定でよくある失敗談

ウーパールーパーの性別をめぐっては、「メスだと思っていたら実はオスだった!」というケースが意外と多くあります。

とくにまだ性成熟していない若い個体では、精巣の膨らみが目立たないため、「膨らみがない=メス」と思い込んでしまうことが原因です。

SNSなどでも、

「繁殖を狙ってオス2匹・メス1匹のつもりで飼っていたのに、ふたを開けてみたら全部オスだった(笑)」
「お腹がふっくらしてたからメスだと思ってたら、太ってただけだった…」

といった“あるある”な体験談が多数見られます。

こうした失敗を避けたい場合は、確実に性別が分かるアダルトサイズの個体を選ぶのが一番です。

ペア飼育や繁殖を考えている方は、ペットショップでしっかりと確認してから購入するようにしましょう。

ウーパールーパーの性別は変わる?

よくある誤解の一つに「ウーパールーパーも性別が変わるのでは?」という疑問があります。

これは、ファインディング・ニモでも登場したクマノミなど、性転換する魚の存在が影響しているようです。

確かに、ウーパールーパーを含む両生類の一部の種は、ある条件で性転換が起こることがあります。

しかし、ウーパールーパーでは今のところ、性転換が起きたということは報告されていません。

もしかしたら今後、新たな研究でウーパールーパーの性転換が発見されるかもしれませんが、可能性はかなり低そうです。

ちなみに、トカゲやカメなど爬虫類の一部では温度性決定といって、卵があった場所の温度によって子どもの性別が決まることがわかっています。

しかし、ウーパールーパーは遺伝的にオスとメスが決まっていることも分かっています。

生まれた子どもがオスかメスかは、完全に運しだい、ということですね。

はかせ

ウーパールーパーの性転換の報告は今のところなさそうじゃ。

ウーパールーパーの性別の見分け方!【まとめ】

ウーパールーパーの性判別をしたい場合、オスであることを確認するのはわりと簡単です。

後ろ足の付け根を観察して、精巣の膨らみがあれば間違いなくオスでしょう。

しかし、膨らみがない個体の場合、その個体がメスなのか、未成熟のオスなのか、という区別はかなり難しいものがあります。

また、途中で性転換することはないので、オスかメスか確実にわかっていれば、その後に性別が変わってしまうことはありません。

もっとも、メスであることを断定するのは難しいので、メスだと思っていたらオスだった、ということはあるかもしれませんね。

\ ついでにこれも読んでいけ。 /
いや、読んでくださいお願いします(土下座)

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