「ウーパールーパーに鼻って……あるの!?」
つぶらな瞳にふさふさのエラ、そしてとぼけたような表情――。可愛さ満点のウーパールーパーですが、よく見ると“顔の真ん中”に、なにやら小さな穴が…。
あれってまさか、鼻!?
「エラで呼吸してるし、鼻なんて飾りでしょ?」と思ってるあなた、ちょっと待った!
実はウーパールーパー、ちゃーんと“鼻らしきもの”がついているんです。しかも、においを感じる力まで…!?
じゃあ気になるのは…
鼻血は出るの? 鼻水は? ワサビを食べたらツーンってくるの!?
――そんな疑問も、この記事を読めばスッキリ解決!(たぶん)
この記事では、ウーパールーパーの鼻の謎に迫りながら、ちょっぴり笑えてためになる情報をお届けします!
ウーパールーパーに鼻はあるの?

見た目は地味だけど、ちゃんと“鼻の穴”がある
ウーパールーパーって、よく見ると「エラ」がインパクト強すぎて、ほかのパーツが完全に影に隠れがちですよね。
でもよ〜く観察すると、顔の真ん中あたりにちっちゃな“穴”が2つ……。
そう、それがウーパールーパーの鼻の穴!
「え、あれ飾りじゃなかったの!?」と思ったあなた、大丈夫です。
見落としがちですが、ちゃんとした“鼻”なんです。
ただし、私たちのように鼻で息をするための器官ではありません。
ウーパールーパーは基本的にエラと皮膚、そしてちょっぴり肺でも呼吸をしてるので、鼻=呼吸ではないんです。

鼻の役割は?呼吸じゃなくて●●に使う!
じゃあ、なんのために鼻があるのか?
実は、ウーパールーパーの鼻は「においを感じるため」に使われています。
つまり嗅覚ですね!
魚のように水中で生活する生き物は、水の中に溶けたニオイ成分を鼻の中の受容体でキャッチして、食べ物や仲間を探したり、外敵を察知したりしています。
ウーパールーパーの鼻も同じく、においを感じて“情報収集”するためのセンサーなんですね。
ということで、鼻はあなどれません!
意外とハイスペック!
ウーパールーパーの嗅覚の実力とは?
実は嗅覚もバッチリ!エサ探しに大活躍
ウーパールーパーって実は視力が非常に弱いということで有名です。
実際ほとんど見えてないって感じなんですが代わりに他の感覚が発達したのですがそのうちの1つが嗅覚です

ウーパールーパーって、ぼーっとしてるように見えて、実はめちゃくちゃ敏感。
水の中にエサがポトンと落ちただけでも、すぐに察知してパクッ!……って、それもう見えてたんじゃない?と思いきや、実は“におい”で探してることも多いんです。
においの分子は水中に溶けて流れるので、ウーパールーパーの鼻に届けば「ごはんの気配だぞ~」と察知できるわけですね。
特に冷凍アカムシやらコオロギやら、ニオイの強いエサにはめっぽう反応がいいです(笑)
どんなにおいがわかるの?水中でも識別できるってホント?
「水の中って、においなんて分からなくない?」と思いがちですが、これがちゃんと分かるんです。
ウーパールーパーの鼻の中には、嗅細胞(においを感じ取る細胞)がしっかり存在していて、水に溶けたニオイ成分をキャッチする力があります。
ただし人間のように「うわ~、この香水キツイわ~」みたいな“香りを楽しむ”感覚ではなく、もっと本能的なレベルで「これはエサ!」「これは敵!」みたいなざっくりした識別をしているっぽいですね。
ウーパールーパーに起きる鼻のトラブル
鼻血は……たぶん出ない。でも鼻の中は繊細?
まず、「ウーパールーパーの鼻から血が…!」なんてことは、基本的にはありません(ホッ)。
人間みたいに乾燥で粘膜がやられて鼻血ブー、なんてこともないんです。
でも、鼻の中は実はけっこう繊細。
水質が悪かったり、異物(砂利とか)が入り込んだりすると、炎症っぽくなることはあるかもしれません。
とはいえ、鼻の穴から血が出てくる…なんて現象は、かなりレアというか、まず見ないですね。
鼻水ってどうなってるの?粘液はあるかも
ウーパールーパーの鼻に“鼻水”が出てるのを見たことある人……たぶんいないと思いますw
でも、鼻の中が常に乾燥しないように粘液が分泌されている可能性はあるんですよ。
というのも、水中にいる生き物って、外から異物が入りやすい分、体の中は意外と守られてる。
におい成分を受け取る嗅細胞もデリケートなので、薄い粘液でカバーされてる可能性は高いんです。
だから、見えないけど“鼻水っぽいもの”は存在してる…のかもしれません。
ただし、それがツーッと垂れることはまずないので、ちょっと物足りない(?)ですねw
鼻くそはあるの!? 驚きのウーパールーパー事情
さて本題(?)です。「ウーパールーパーに鼻くそってあるの?」という謎。
結論から言うと――「明確な“鼻くそ”はありません!」
でも、鼻の穴に水中のゴミや細かい粒子が入り込むことは普通にあります。
その結果、鼻の中に汚れがたまり、排出されるような現象はありえる…それって鼻くそじゃね?と思った方、はい、それっぽいです。
ただし、乾燥しないし、鼻の中がそんなに広くもないので、人間のように「ポロッと取れる黒いやつ」ができるわけではありません。
想像してたような“鼻くそ収穫体験”は、残念ながらできませんw
ワサビのツーンは…絶対NG!というか食べさせないで!
「鼻があるなら、ワサビ食べたらツーンとくるのかな?」って考えた人、正直、嫌いじゃないですw
でも、ウーパールーパーにワサビなんて食べさせたらダメ、ゼッタイ!
刺激物は体にとって猛毒ですし、消化器官や粘膜に深刻なダメージを与えかねません。
というか、彼らにとって“辛さ”はただの地獄…。ツーンどころじゃ済まないです。
実験的にやるのもNGですので、「ワサビで反応見てみよ♪」なんて発想はやめましょうねw
ウパちゃんの健康第一です!
ウーパールーパーの鼻にまつわる豆知識
鼻の進化とエラの関係とは?
ウーパールーパーは両生類の中でもちょっと特殊な存在で、「幼形成熟(ネオテニー)」という性質を持っています。
つまり、大人になっても子どもっぽい姿のまま生きてるんですね(永遠のベビーフェイス)。
本来、両生類はエラで呼吸する幼少期から、肺呼吸ができる大人へと変態するものなんですが、ウーパールーパーはずっとエラを維持してる!
だから鼻の使い方もちょっと違って、呼吸よりも「においセンサー」として進化した感じです。
鼻とエラの役割がちゃんと住み分けされてるって、なんかちょっとかっこいいですよね!
ほかの両生類と比べるとどう?

他の両生類――たとえばカエルとかイモリも、鼻はにおいを感じるために使っています。
でもウーパールーパーは水中でずーっと暮らすから、鼻の構造もやや“水中仕様”にチューンされてるわけです。
乾燥地で暮らす生き物と違って、常に水の中にいるから、においのキャッチの仕方も独特。
鼻の穴も目立たないけど、ちゃんと“水の流れ”を感じられるようになっているのがポイント。

ちなみに、よーく見比べるとイモリの鼻はちょっと目立つけど、ウーパールーパーはよりシンプル&地味。そこもまた、ウパちゃんの魅力ですw
陸化個体の鼻はどうなるの?
ウーパールーパーといえば、水の中でふわ〜っと浮かんでる姿が定番ですが、実はごくまれに「陸化(りくか)」といって陸上で生活できる体に変化する個体がいるんです!
これは野生に近い環境や、ホルモンの変化などがきっかけで起こる“変態”の一種で、エラが縮んで、足がしっかり発達し、見た目がイモリっぽくなります。
見た目はちょっとシュッとして、「え、別生き物!?」ってレベルに変わることも!

そこで「ウーパールーパーが陸化したら、鼻ってどうなるの!?」という疑問、ありますよね?
結論から言うと、鼻もちゃんと“進化”します!
陸化すると、ウーパールーパーは水中生活をやめて、イモリのような姿に近づいていきます。
このとき、呼吸スタイルも「エラ中心」から「肺中心」になっていくため、鼻も呼吸にちょっぴり関わるようになるんです。
とはいえ、人間みたいに「鼻で深呼吸〜♪」って感じではなく、あくまで補助的な役割。
鼻の形自体は大きく変わらず、穴の位置もそのままだけど、嗅覚センサーとしての役割は継続しつつ、ちょこっと空気の通り道にもなるという感じですね。
つまり――
水中仕様から、ちょっとだけ“陸用カスタム”になるってわけです!
ウーパールーパー、見た目はユルくても、やっぱり進化はちゃんとしてるんですよね。
ギャップ萌えですw
まとめ|ウーパールーパーの鼻は小さくても立派な感覚器官!
というわけで、「ウーパールーパーに鼻ってあるの?」から始まり、「鼻血・鼻水・鼻くそ・ワサビまで」幅広く(?)掘り下げてきましたが――
結論としては、
- 鼻はある!しかも嗅覚バッチリ!
- 呼吸はしないけど、においを感じるための重要な器官
- 鼻血や鼻水、鼻くそはたぶん“ない”…けど似たような現象はあるかも?
- ワサビは絶対NG!
という感じでした。
普段はあまり意識しない“ウパの鼻”にも、こんなに奥深い世界があるなんて驚きですよね。
これを読んだあなたは、もう今日から「鼻を見る派」です。
水槽をのぞいたら、ぜひウパちゃんの鼻にも注目してあげてくださいね♪