「ウーパールーパーが地震を予知するってホント?」
そんな噂を耳にしたことはありませんか?
実際に、地震の前にウーパールーパーがいつもと違う動きを見せた…という声が、一部の飼育者からあがっているのも事実です。
もちろん、科学的に証明された話ではありませんが、自然界の生き物には人間には感じ取れない何かを察知する力があるともいわれています。
とはいえ、もっとも大切なのは
「いざ地震が起きたときに、ウーパールーパーが無事でいられるかどうか」
水槽で飼育しているウーパールーパーにとって、突然の大きな揺れや停電、温度変化は命にかかわることもあるため、日頃からの備えが大切です。
この記事では、ウーパールーパーが本当に地震を予知するのかという話題に触れつつ、地震が起きた際の影響や、飼い主としてできる備えについて、やさしく解説していきます。
ウーパールーパーが地震を予知するという噂について
ウーパールーパーが地震を予知する
──そんな話をSNSや飼育掲示板などで目にしたことがある方もいるかもしれません。
「地震の前日に急に暴れだした」「普段はおとなしいのに、落ち着きがなくなっていた」など、飼い主が感じた“異変”は少なくないようです。
地震!!ちょうど、ウーパールーパーの水槽洗おうとして、移動したら、異様にウーパーが暴れだして、水槽飛び越える勢いでね。で、お風呂で洗ってたら地震!ウーパールーパーは、予知してたんかなぁ? pic.twitter.com/Yutb3lxz76
— 美友 (@89miyou) May 16, 2016
今日、昼からずっと壺にはいりっぱなし
— 佐藤 直樹 (@NyaokiSato) March 20, 2021
こんなに長い時間入っていたこと無かったから地震を予知していたのかな?#ウーパールーパー pic.twitter.com/Y4l7uYhe1E
お店に先週持って行こうとしたら指をパクパク噛んだので、悪い予感がして持って行かなかったら地震が起きた。( ゜o゜)
— 久留米 晋一 (@hilo1113) April 20, 2016
予知能力かな?#久留米#地震#ウーパールーパー pic.twitter.com/8Ta2VJdJM7
しかし、現時点ではウーパールーパーが地震を「予知」できるという科学的な証拠は確認されていません。
とはいえ、こうした話がまったくのデタラメとも言い切れないのが面白いところです。
実際に、地震の前に「ナマズが騒ぐ」「犬が落ち着かなくなる」「カエルが大量に移動する」といった、動物の異常行動は昔からよく語られてきました。
地面の微細な振動や、人間には聞こえない音(超音波など)を感じ取っている可能性があると考える研究者もいます。
ウーパールーパーも水中に住む生き物として、わずかな変化を敏感に察知する力を持っているのかもしれません。
もちろんそれが「地震の予知」かどうかは断定できませんが、飼い主として「いつもと違う様子」に気づいてあげることは、とても大切なことです。
実際に地震が起きたときウーパールーパーはどうなる?
地震が発生したとき、ウーパールーパーにはどのような影響があるのでしょうか。
私たち人間にとっても突然の揺れは驚きや恐怖を感じるものですが、ウーパールーパーのような繊細な生き物にとっては、さらに大きなストレスになる可能性があります。
揺れや振動によるストレス
地震の揺れによって水槽全体が振動すると、ウーパールーパーはパニックを起こし、水中を激しく泳ぎ回ったり、急にじっと動かなくなったりすることがあります。
これにより、体を水槽にぶつけてケガをしてしまうこともあります。
また、強い揺れのあとに「呼吸が荒くなった」「底でじっとして動かなくなった」というような、ストレス反応を見せるケースもあります。
しばらく経てば落ち着くことが多いですが、飼い主が冷静に様子を見守ることが大切です。
水がこぼれる・水温が変化する危険性
地震で水槽が揺れると、水が大きく波打ち、フタがずれて水がこぼれることがあります。
場合によっては、水が大量にこぼれてしまい、水位が急激に下がってしまうこともあります。
ウーパールーパーにとって適切な水量が保たれないと、呼吸や体温調節に影響が出る可能性があります。
また、地震によって停電が起きれば、ヒーターやクーラー、フィルターが止まってしまいます。
特に冬場にヒーターが止まると、水温が一気に下がってしまい、ウーパールーパーの健康に悪影響を及ぼすことがあります。
過去の飼育者の声からわかること
ネット上には
「地震のとき、ウパが激しく泳ぎ回って水槽がびしょびしょになった」
「地震後にエサを食べなくなった」
という体験談もあります。
ウーパールーパーはストレスに弱い一面があり、強い刺激を受けると数日間食欲が落ちることもあります。
これらのことから、ウーパールーパーは地震による“直接的な被害”というよりも、“間接的なストレスや環境変化”の方が大きなリスクになるといえます。
ウーパールーパーのための地震対策
大切なウーパールーパーを地震から守るためには、日頃からの備えがとても重要です。
地震はいつ起こるかわからないからこそ、ちょっとした対策が命を守ることにつながります。
ここでは、実践しやすい対策をいくつか紹介します。
水槽の設置場所を見直す
まず見直したいのは「水槽の設置場所」です。
・棚の上など、高い位置に水槽を置いていませんか?
・水槽の近くに落ちてきそうな物(本、照明、家具など)はありませんか?
地震の揺れによって水槽が落下したり、上から物が落ちてきて水槽が割れると、ウーパールーパーにとって命にかかわる事態になります。
できるだけ低い位置で、安定した場所に水槽を設置し、周囲に落下物がないか確認しておきましょう。
フタはしっかり固定する
ウーパールーパーの水槽には、しっかりとしたフタがついていることがほとんどですが、意外と「乗せてあるだけ」という場合もあります。
地震の揺れでフタがずれてしまうと、水が飛び出したり、ウーパールーパーが驚いてジャンプし、外に出てしまうリスクもあります。
できればロック付きのフタや、ずれにくい重みのあるフタを使うのがおすすめです。
停電への備えもしておく
地震で停電になると、ヒーターやフィルターが止まってしまいます。
特に寒い時期は、水温の低下によってウーパールーパーが体調を崩す可能性があります。
以下のようなアイテムを備えておくと安心です。
- モバイルバッテリー対応の小型ヒーター(またはブランケットでの保温)
- カイロや断熱材を使った緊急保温対策
- 停電時でも使えるエアポンプ(乾電池式など)
万が一のときでも「とりあえず1日持ちこたえられる」ことを目標に、最低限の装備を用意しておきましょう。
揺れの後は静かに見守る
地震の直後、ウーパールーパーが落ち着かない様子を見せることがあります。
このようなときは、急いでエサを与えたり、無理に水換えをしようとせず、まずは静かな環境で様子を見ることが大切です。
ウーパールーパーが落ち着きを取り戻すまで、照明を控えめにし、外部の刺激を減らしてあげましょう。
飼い主として備えておきたい心構え
地震が起きたとき、真っ先に考えるべきなのは「自分自身と家族の安全」です。
ウーパールーパーのことが心配でも、まずは自分が無事でいることが大前提。
そのうえで、落ち着いたタイミングで水槽の様子を確認し、必要に応じてケアをしていきましょう。
ここでは、非常時に備えておきたい「心構え」と「簡単な準備」について紹介します。
自分の命が最優先
大きな揺れが来たときに水槽を支えようとしたり、パニック状態で動き回ったりすると、かえって自分がケガをする恐れがあります。
地震発生時はウーパールーパーの様子を見る前に、まず自分の安全を確保することが最も重要です。
避難が必要な場合でも、できる限り電源コードを抜いて水槽を安全な場所に置いておく、布をかぶせて落下物から守るなど、短時間でもできる範囲の対処をしておけると安心です。
地震後のウパの様子を見るポイント
地震のあと、以下のようなウーパールーパーの様子に注意しましょう。
- 激しく泳ぎ回っていないか
- 体をぶつけてケガをしていないか
- 食欲があるか(無理に食べさせなくてOK)
- 呼吸の速さや姿勢に異常がないか
異常がなければ、あわてて水換えや掃除をするよりも、数日は静かに過ごさせてあげることが大切です。
非常時用の簡易セットを用意しておく
避難が必要になる事態や、停電が長引いたときのために、以下のような「ウパ用の簡易非常セット」を用意しておくと安心です。
- 小型プラケース(水槽代わり)
- カルキ抜き(少量でもOK)
- ミニ水温計
- 保温用カイロまたは断熱マット
- スポイト・ペットボトル(簡易水換え用)
- 乾電池式エアポンプ(あればベスト)
- (必要に応じて)保存性の高い人工フード
大掛かりな装備は必要ありません。
いざというときに「これがあるだけでちょっと安心」程度のもので十分です。
なお、エサは必須ではありません。
ウーパールーパーは絶食に強く、健康であれば1週間ほどエサがなくても問題ありません。

むしろ、ろ過装置が止まった状況でエサを与えると水質が悪化して危険です。
もし非常用として準備するなら、常温保存可能な乾燥アカムシや人工フードなど、普段から食べ慣れているものを選びましょう。
まとめ
ウーパールーパーが地震を予知するという噂は、確かな根拠があるわけではありませんが、実際に「いつもと違う行動をした」という声もあり、全く無視できるものではありません。
動物たちは人間には感じ取れないわずかな変化を察知することがあるのかもしれませんね。
ただ、最も大切なのは「実際に地震が起きたとき、どうやってウーパールーパーの命を守るか」という視点です。
水槽の揺れや停電による環境の変化は、ウーパールーパーにとって大きなストレスとなる可能性があります。
そのためにも、
- 水槽の設置場所やフタの見直し
- 停電への備え
- 非常用の簡易セット(必要に応じてエサも)
など、事前の準備がとても重要です。
飼い主である私たちが落ち着いて行動することが、ウーパールーパーの安心にもつながります。
いざというときに慌てず対応できるよう、ぜひこの記事を参考に、日ごろから少しずつ備えておきましょう。