ウーパールーパーはオオサンショウウオになる?「違い」を解説!

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「ウーパールーパー オオサンショウウオになる」で検索したあなた。

正直、ちょっと笑っちゃいました…でも、その疑問、すごくわかります!

ウーパールーパーもオオサンショウウオも、なんだかヌルッとしてて、手がちょこんとしてて、どことなく似てますよね。

しかもどっちも「サンショウウオ」ってついてるし、「もしかして成長したらああなるの?」って思っちゃうのも無理ないです。

でも結論から言うと、ウーパールーパーはオオサンショウウオにはなりません!

それぞれ全く違う種類の生き物なんです。

とはいえ、なぜそんな誤解が生まれたのか?

この2匹にはどんな違いがあるのか?

この記事では、そのナゾにゆるっと真面目に迫っていきます!

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目次

ウーパールーパーはオオサンショウウオにはなりません!

まずハッキリ言っておきたいのは、「ウーパールーパーは、いくら成長してもオオサンショウウオにはならない」ということ。

どちらも見た目が少し似ているし、名前に「サンショウウオ」がついているので混同しがちですが、実は全然違う種類の生き物なんです。

両生類 サンショウウオまでは同じ仲間

そもそも、両生類というグループには大きく分けて「カエル」「イモリ」「サンショウウオ」の3つの仲間がいますが、ウーパールーパーもオオサンショウウオも、このうちの“サンショウウオの仲間”に分類されます。

つまり、ざっくり言えば親戚のような関係ではあるけれど、同じ生き物ではありません

ウーパールーパーの正式名称は「メキシコサンショウウオ」。その名の通り、メキシコのごく限られた湖に生息している生き物で、現在は野生では絶滅寸前とされています。

一方のオオサンショウウオは、日本の一部の川などに生息する巨大な両生類で、天然記念物にも指定されているほど貴重な存在です。見た目も、生態も、生息地もまるで違います。

ペットとしての飼育可否

ウーパールーパー:飼育用として改良され、小さな水槽でも飼えるペットとして人気がある。
オオサンショウウオ:そもそも飼うことができない保護対象

体の大きさの違い

・ウーパールーパーは大きくても30cmほど
オオサンショウウオは1メートル以上になる

名前が似ているからといって、同じ生き物だと思われがちですが、実際はまったくの別モノ。

たとえば「アマガエルが大きくなってもトノサマガエルにはならない」のと同じように、それぞれは最初から最後まで、別々の道を歩んでいるんです。

ウーパールーパーのネオトニー特性

ネオテニー(幼形成熟)とは、子どもの姿のまま大人になることを意味します。

たとえばカエルで言えば、オタマジャクシのまま繁殖できるようになり、そのまま一生を過ごすような状態をイメージすると分かりやすいです。

ウーパールーパーはネオトニー特性をもつ

ウーパールーパーは、まさにこのネオテニーを持った生き物。

普通のサンショウウオは成長するとエラが消えて陸に上がりますが、ウーパールーパーは外エラを持ったまま成体になります。

そして、そのまま水中で暮らし、子どもをつくることもできるんです。

こうした特徴は、水の中の環境に適応した結果だと考えられています。

つまり、ウーパールーパーは「ずっとオタマジャクシでいられるカエル」みたいな、不思議でかわいい存在なんですね。

オオサンショウウオはネオトニー特性を持たない

ちなみに、よく比べられるオオサンショウウオにはこのネオテニーの特性はありません

オオサンショウウオは成長とともに外エラがなくなり、肺や皮膚を使って呼吸する立派な“おとなの姿”に変態します。

つまり、ウーパールーパーのように子どもの姿のまま大人にはならないんです。

・ウーパールーパーはネオトニー特性をもつ
・オオサンショウウオはネオトニー特性をもたない

ウパの一部例外的にネオトニー特性をもたない個体がいる

ただし、すべてのウーパールーパーがネオトニー特性を発揮して幼生のまま成熟するとは限らず、まれにホルモンの影響や環境の変化などによって「変態」し、陸上生活に移行する個体もいます。

とはいえ、それでもオオサンショウウオになるわけではありませんので、ご安心を(笑)。

項目ウーパールーパーオオサンショウウオ
正式名称メキシコサンショウウオオオサンショウウオ
分類両生類(サンショウウオの仲間)両生類(サンショウウオの仲間)
生息地メキシコ(ソチミルコ湖など)日本(京都・岐阜・九州など)
サイズ約20〜30cm最大150cm以上
エラの有無外エラがある(成体でも)幼体にエラあり → 成体では消失
ネオテニー(幼形成熟)あり(子どもの姿のまま大人になる)なし(大人になると姿が変わる)
飼育の可否飼育可能(観賞魚店などで流通)原則飼育禁止(特別天然記念物)
野生での状態絶滅危惧種(IUCNレッドリスト)絶滅危惧種・天然記念物(日本)
性格・特徴穏やかで水中生活メイン陸にも上がることがあるが動きは遅い

ウーパールーパーはなぜネオテニーになったの?

ウーパールーパーが“子どもの姿のまま大人になる”という不思議な性質を持っているのには、ちゃんと理由があります。それは、生きている環境に深く関係しているんです。

もともとウーパールーパーは、メキシコの標高が高い地域にあるソチミルコ湖など、冷たくて酸素が豊富な、安定した水の中で暮らす生き物です。

そういう環境では、わざわざ陸に上がる必要がありません。水中で一生を過ごすほうが安全で、エネルギーのムダも少なく済むんです。

そこで自然選択の中で、「変態せずに水の中で生き続けられる個体」が有利になって、徐々にそうした性質が定着していったと考えられています。

つまり、ネオテニーは進化の中で水中生活に特化するために選ばれた“便利なしくみ”だったということですね。

一方、オオサンショウウオが暮らす日本の川は、水位が変わったり環境が不安定になりやすいため、変態して肺呼吸ができるようになったほうが生き延びやすい。

そういった違いが、進化の分かれ道になったともいえるのです。

まとめ

「ウーパールーパーが大きくなったらオオサンショウウオになるの?」
そんな疑問から始まったこの記事ですが、答えははっきりしています。

ウーパールーパーはウーパールーパーのまま。オオサンショウウオになることはありません。


見た目が少し似ていたり、「サンショウウオ」という名前がついていたりするので、混同されやすいのも無理はないですが、2匹はまったく別の種類の生き物です。

ウーパールーパーには「ネオテニー」という、子どもの姿のまま大人になる特性があるため、外エラを残したまま水中で一生を過ごします。一方のオオサンショウウオは、ちゃんと変態して“おとなの姿”になってから陸にも対応できるようになります。

つまり、これを一言でたとえるなら──

「アマガエルが大きくなっても、トノサマガエルにはならない」のと同じ。

それぞれ、最初から最後まで、まったく別の生き物なんです。

この記事を読んで「そうだったのか!」とスッキリしてもらえたなら嬉しいです!

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