ヒキガエルの毒性の強さと症状は?どこから出る・ヒトや犬猫の死亡例はあるか解説!

一歩間違えれば危険な存在、しかし知れば知るほど魅力的。

ヒキガエルという名前を聞くと、多くの人はその見た目やぬめり感を思い浮かべるかもしれませんが、この生き物が持つ本当の「武器」はその外見ではなく、その体内に秘められた強力な毒です。

なぜヒキガエルは毒を持つのか、そしてそれが私たち人間にとってどのような意味を持つのか。

この記事では、ヒキガエルの持つ驚くべき防御機構の秘密に迫ります。

目次

ヒキガエルが持つ2つの毒について

ヒキガエルは実は2種類の毒をもっています。

そのうち1つは比較的、毒性の弱いもので人間にとってあまりリスクがないモノです。

そしてもう1つの毒は、比較的毒性の強いもので飼育者は注意が必要です。

はかせ

ヒキガエルは2種類の毒をもつ

皮ふ毒

ヒキガエルがもつ2種類の毒のうち1つは皮ふ毒です。

両生類、特にカエルやイモリなどは、その柔らかい皮膚から様々な毒を分泌することがあります。

驚くことに、見た目が可愛らしいアマガエルでさえも毒を持っています。

これらの生物はウロコを持たず、肌が露出しており、湿度が高く細菌が繁殖しやすい環境に生息しているため、皮膚を微生物から守るために毒が必要なのです。

しかし、ヒキガエルの毒の抗菌作用が主であり、人間にとってはそれほど危険ではありません。

非常に皮膚が敏感であるか、傷口に直接触れない限り、健康に害を及ぼすことはほとんどないでしょう。

前述したようにヒキガエルの皮ふの毒はあまり心配はいりません。

多くの人にとっては殆ど何も影響はないでしょうが、あえて言えば飼育者はヒキガエルを触ったら必ず手をよく洗うようにしましょう。

ブフォトキシン

もう1つのヒキガエルの毒性とは、「ブフォトキシン」と呼ばれるものです。

ヒキガエルの鼓膜の後ろに位置する「耳腺」(上の図の赤丸の箇所)という器官から分泌されるこの毒は、乳白色の強烈な毒性を持っています。

参考動画
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