ダスティングとは?コオロギにカルシウムをまぶす理由を初心者向けに解説

スポンサードリンク

爬虫類や両生類の飼育を始めると、「ダスティング」という言葉を目にする機会があります。

しかし、

「ダスティングって何?」
「掃除のことじゃないの?」
「初心者でもやった方がいいの?」

と疑問に思う方も多いのではないでしょうか。

爬虫類や両生類の飼育におけるダスティングとは、コオロギやデュビアなどの餌昆虫にカルシウム剤やビタミン剤をまぶしてから与える作業のことです。

少し手間はかかりますが、ペットの健康維持をサポートするための大切な作業の一つとして、多くの飼育者が取り入れています。

今回は、ダスティングとは何か、なぜ必要なのか、やり方や注意点まで初心者向けに分かりやすく解説します。


スポンサードリンク
目次

ダスティングとは?

ダスティングとは、餌となる昆虫の体にカルシウム剤やビタミン剤などの粉末サプリメントを付着させる作業のことです。

代表的な餌昆虫には、

  • コオロギ
  • デュビア
  • ミルワーム
  • シルクワーム

などがあります。

これらの餌昆虫をそのまま与えるのではなく、専用の粉末を軽くまぶしてから与えることで、不足しがちな栄養を補いやすくなります。

ちなみに一般的な日本語で「ダスティング」というと、家具や棚のほこりを払う掃除を意味することもあります。

しかし、爬虫類や両生類の飼育では、餌昆虫にサプリメントをまぶす作業という意味で使われています。


なぜダスティングが必要なの?

ダスティングを行う最大の理由は、栄養バランスを補うためです。

コオロギなどの餌昆虫は栄養価が高い一方で、それだけでは十分なカルシウムを摂取できない場合があります。

そのため、カルシウム剤などをダスティングすることで、不足しやすい栄養を補い、健康維持に役立てます。

特に成長期の個体や産卵を控えた個体では、カルシウムが重要になることがあります。

一方で、ダスティングが必要な頻度は飼育する種類や年齢、普段与えている餌、使用するサプリメントによって異なります。

「毎回必ず行わなければならない」というわけではなく、飼育している生き物や製品の説明に合わせて取り入れることが大切です。


ダスティングのやり方

ダスティングは難しい作業ではありません。

慣れてしまえば数十秒程度で終わります。

基本的な手順は以下のとおりです。

  1. コオロギなどの餌昆虫を容器へ入れる
  2. カルシウム剤やビタミン剤を少量入れる
  3. 容器を軽く振って全体に粉を付着させる
  4. そのまま餌として与える

ポイントは、粉をたくさん入れることではなく、全体に薄く付着する程度で十分ということです。

強く振りすぎる必要もありません。

また、ダスティング後は時間が経つと粉が落ちてしまうこともあるため、できるだけ早めに与えるようにしましょう。


ダスティング剤にはどんな種類がある?

ダスティングに使用するサプリメントには、いくつか種類があります。

カルシウム剤

最も一般的なのがカルシウム剤です。

不足しやすいカルシウムを補う目的で使用されます。

ビタミン入りカルシウム剤

カルシウムだけでなく、ビタミン類も一緒に補えるタイプです。

商品によって配合されている成分は異なります。

ビタミン剤

カルシウムとは別に、ビタミンを補給するための商品も販売されています。

飼育する種類や飼育環境によって使い分けられています。


ダスティングするときの注意点

ダスティングは簡単な作業ですが、いくつか注意点があります。

まず、粉を付けすぎれば良いというものではありません。

製品ごとに使用量の目安がありますので、説明書を確認しながら使用しましょう。

また、ダスティングした後は、できるだけ早めに餌として与えることをおすすめします。

時間が経つと粉が落ちたり、餌昆虫が体を掃除してしまったりすることもあります。

さらに、使用するサプリメントによって推奨される使用頻度は異なります。

必ず製品の説明や、飼育している生き物に適した飼育方法を参考にしましょう。


ダスティングは毎回必要?

初心者の方が最も気になるのが、この疑問ではないでしょうか。

結論から言うと、毎回行うかどうかは飼育する種類や飼育環境によって異なります。

例えば、

  • 成長期か成体か
  • 普段どのような餌を与えているか
  • 紫外線ライトの有無
  • 使用しているサプリメント

などによって考え方は変わります。

そのため、「毎回必ずダスティングする」「週に○回だけ行う」と一律に決めるのではなく、飼育している生き物や使用しているサプリメントの説明に従うことが大切です。


ダスティングしないとどうなる?

「ダスティングをしないと病気になりますか?」という質問をよく見かけます。

結論から言うと、ダスティングを一度しなかっただけで、すぐに体調を崩すわけではありません。

しかし、長期間にわたって必要な栄養が不足すると、健康へ影響を及ぼす可能性があります。

特にカルシウムは、骨や筋肉など体のさまざまな働きに関わる大切な栄養素です。

そのため、餌昆虫だけでは不足しやすい栄養を補う目的で、多くの飼育者がダスティングを行っています。

もちろん、ダスティングだけが健康を左右するわけではありません。

適切な餌、飼育環境、紫外線ライト(必要な種類の場合)、温度管理など、総合的な飼育管理が大切です。


ダスティングに必要なもの

ダスティングを始めるために必要なものは、それほど多くありません。

基本的には次のものがあれば始められます。

  • コオロギやデュビアなどの餌昆虫
  • カルシウム剤
  • 必要に応じてビタミン剤
  • 餌昆虫を入れる容器(プラケース・タッパーなど)

専用のダスティングカップも販売されていますが、自宅にある小さめのプラスチック容器やフタ付きのケースでも十分代用できます。

容器は粉が飛び散りにくく、軽く振れる大きさのものを選ぶと使いやすいでしょう。



ダスティングしすぎても大丈夫?

「カルシウムは多いほど健康に良い」と考えてしまいがちですが、必要以上に使用すれば良いというものではありません。

サプリメントには製品ごとに推奨される使用方法があります。

そのため、説明書を確認し、適量を守ることが大切です。

また、ダスティングだけに頼るのではなく、餌の種類や飼育環境も含めて総合的に健康管理を行いましょう。


ガットローディングとの違い

ダスティングと混同されやすいものに「ガットローディング」があります。

どちらも餌昆虫の栄養価を高める方法ですが、やり方が異なります。

ダスティングガットローディング
昆虫の体の表面へ粉を付ける昆虫へ栄養価の高い餌を与える
数十秒で完了数時間~数日前から準備する
初心者でも簡単やや手間がかかる
与える直前に行うあらかじめ昆虫を管理する

どちらか一方だけでなく、状況に応じて組み合わせて行われることもあります。


ダスティングはどんな生き物で行うの?

ダスティングは、昆虫を主食とするさまざまな生き物で行われています。

例えば、

  • ヒョウモントカゲモドキ
  • フトアゴヒゲトカゲ
  • クレステッドゲッコー
  • ツノガエル
  • ベルツノガエル
  • アマガエル
  • イモリ類
  • サンショウウオ類

などです。

ただし、必要性や頻度は種類によって異なるため、飼育している生き物に適した方法を確認しましょう。


初心者がやりがちな失敗

ダスティングは簡単な作業ですが、最初は失敗してしまうこともあります。

よくある例として、

  • 粉を大量に入れてしまう
    たくさん入れれば効果が高くなるわけではありません。
    薄く付着する程度で十分です。
  • 容器を激しく振る
    強く振ると餌昆虫へ負担がかかることがあります。軽く数回振るだけで十分です。
  • ダスティング後に長時間放置する
    時間が経つと粉が落ちたり、昆虫が体を掃除してしまうことがあります。
    できるだけ早めに与えましょう。
  • 製品の説明を読まずに使う
    サプリメントによって使用方法や推奨頻度は異なります。
    使用前には必ず説明書を確認しましょう。

よくある質問(FAQ)

ダスティングは毎回必要ですか?

飼育する種類や年齢、飼育環境、使用するサプリメントによって異なります。

製品の説明や飼育方法を参考にしてください。


デュビアにもダスティングできますか?

はい。

デュビアにもダスティングは可能です。

コオロギと同様に、軽く粉を付着させて与えます。


ミルワームにもできますか?

可能です。

ただし、粉が付きにくい場合もあるため、容器を軽く転がすようにして全体へ付着させると効率よく行えます。


子どもでもできますか?

作業自体は難しくありません。

ただし、小さなお子さんが行う場合は、大人が一緒に行うと安心です。


人体に害はありますか?

一般的な爬虫類・両生類用サプリメントは、適切に取り扱えば過度に心配する必要はありません。

ただし、粉末を大量に吸い込まないよう注意し、使用後は手を洗うなど、製品に記載されている使用方法を守りましょう。


おすすめのダスティング用品

これからダスティングを始める方は、以下のような用品を用意しておくと便利です。

  • カルシウム剤
  • ビタミン剤
  • フタ付きのプラスチック容器
  • ダスティング専用カップ(あると便利)
  • 餌昆虫を管理するケース

最初から高価な用品をそろえる必要はありません。

まずは基本的な道具を用意し、慣れてきたら使いやすいものへ買い替えていくのもおすすめです。


ダスティングとカルシウム剤の違い

初心者の方の中には、「ダスティング」という名前の粉があると思っている方も少なくありません。

実際には、ダスティングは「餌昆虫へ粉末サプリメントをまぶす作業」の名称です。

一方、カルシウム剤は、ダスティングで使用する粉末サプリメントの一種です。

つまり、

  • ダスティング=作業名
  • カルシウム剤=使用するサプリメント

という違いがあります。

この違いを理解しておくと、ショップの商品説明や飼育本の内容もより分かりやすくなるでしょう。


まとめ

ダスティングとは、コオロギやデュビアなどの餌昆虫にカルシウム剤やビタミン剤をまぶして与える作業のことです。

少し手間はかかりますが、健康維持をサポートするために、多くの飼育者が取り入れている方法です。

初心者の方でも難しい作業ではなく、一度やり方を覚えてしまえば短時間で行えます。

ただし、ダスティングの必要性や頻度は、飼育する種類や使用するサプリメントによって異なります。

製品の説明や飼育方法を確認しながら、無理のない範囲で取り入れていきましょう。

スポンサードリンク
スポンサードリンク
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次