シリケンイモリにおすすめの床材は?赤玉土・人工芝など5種類を徹底比較!

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シリケンイモリを飼育する際、見落とされがちなのが「床材の選び方」です。

見た目や掃除のしやすさだけでなく、イモリの健康や安全性に直結する要素として、床材の性質は重要です。

本記事では、赤玉土やソイル、砂利、人工芝など、シリケンイモリに使われる代表的な床材のメリット・デメリットを比較しながら、それぞれの使用シーンや注意点について分かりやすく解説していきます。

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目次

シリケンイモリに適した床材とは?

シリケンイモリを飼育するうえで、床材の選択は見た目以上に重要なポイントです。

本記事では、「変態を終えたあとの成体(陸棲・半水棲の形態になった後)」を対象として解説していきます。卵や幼生期(オタマジャクシのような姿で水中生活を送る時期)は、飼育方法や床材の扱いがまったく異なるため、ここでは扱いません。

成体のシリケンイモリが生活するスペースにおいては、底面の素材が湿度管理・安全性・衛生面に強く影響します。

特に、水場と陸地を設けたレイアウトでは床材の特性をよく理解して選ぶことが大切です。

合はシェルターや流木をしっかり設置してあげることが重要です。

代表的な床材の種類と特徴

シリケンイモリの成体を飼育する際に使われる床材には、さまざまな種類があります。

それぞれの素材にはメリットとデメリットがあり、飼育スタイルや掃除のしやすさによって向き不向きがあります。

以下では、「陸地用」「水場用」「兼用」といった使用場所の目安も明記しているので、選び方の参考にしてください。


赤玉土

主に陸地用(湿った陸地〜浅瀬での使用に向く)

通気性と保湿性のバランスが良く、見た目も自然な赤玉土は、両生類の飼育に人気の床材です。

ただし、粒が崩れやすく、濡れた状態を長く保つと泥状になることがあります。

水場を広く取ったレイアウトでは汚れやすくなるため、部分的に使用するか、定期的な交換を前提に使うのがオススメです。


ソイル(土系)

陸地〜浅い水場の兼用可(やや水棲寄り)

アクアリウム用に使われるソイルは、水草レイアウトとも相性が良く、バクテリアの繁殖を助ける効果もあります。

しかし、粒が崩れやすい・排泄物が埋もれやすいといった難点があり、イモリが床材を掘り返すタイプの行動を見せると汚れがすぐ広がってしまう可能性があります。

水棲寄りの飼育スタイルには向いているものの、メンテナンスはやや手間がかかるかもしれません。


砂利(大磯砂など)

シリケンイモリの床材(砂利)

水場限定用

水槽用の定番素材である砂利は、清掃が比較的しやすく、長持ちしやすいという利点があります。

ただし、粒のサイズによってはシリケンイモリが誤って飲み込むリスクもあるため、小粒の砂利は避け、ある程度の大きさのものを選ぶのが安全です。

陸地と水場を分けたレイアウトで、水場部分のみに使用するという手もあります。


人工芝や防水シート

シリケンイモリの床材(人工芝)

主に陸地用(浅瀬や湿った地表にも使用可)

見た目は人工的ですが、掃除のしやすさと管理の手軽さでは非常に優れています。

特に初心者や、毎日のメンテナンスを簡単に済ませたい飼育者にはおすすめです。

人工芝は、水がたまる程度の浅い水場での使用も可能ですが、製品によっては耐水性に差があるため、購入時に「水中使用可」の表記があるか確認すると安心です。

また、イモリの爪が引っかかりやすい素材もあるため、目の細かい人工芝を選ぶことがポイントです。

防水シートはさらにスムーズな素材のため、引っかかりの心配は少なく、衛生管理が最優先の環境にはぴったりです。


床材を使わないベアタンク飼育

水場・陸地どちらにも対応可能(シンプルレイアウト向き)

完全に床材を敷かない「ベアタンク」スタイルも選択肢のひとつです。

汚れがひと目でわかり、掃除が圧倒的に楽なのが最大のメリット。

逆に、見た目が味気ない・滑りやすいという欠点があり、足腰の負担やストレスを感じる個体もいるため、ベアタンクにする場合はシェルターや流木をしっかり設置してあげることが重要です。

まとめ:シリケンイモリにとって快適な床材選びを

シリケンイモリの成体を飼育する際、床材はただの飾りではなく、環境作りの要(かなめ)となる要素です。

赤玉土やソイルのように見た目と保湿性に優れた素材もあれば、人工芝やベアタンクのように掃除のしやすさに特化した選択肢もあります。

どの床材が正解かは、「飼育スタイル」「掃除の手間」「見た目の好み」など、飼育者それぞれの考え方によって異なります。

重要なのは、床材の性質を理解して目的に合った使い方をすること。

特に水と陸を両方取り入れたレイアウトでは、床材の適性をよく見極めて、安全かつ快適な住環境を整えてあげましょう。

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