ヌマガエルの飼育方法とは?鳴き声や餌・寿命を伸ばす方法について解説!

最近は、YouTubeで飼育しているカエルが懐く動画が、巷で人気です。

皆さんのなかにも、飼育してみたいと思われた方はいらっしゃるのではないでしょうか。

数あるカエルの品種の中でも、ヌマガエルは、比較的飼育しやすく、初心者でも育てやすい品種です。

今回は、ヌマガエルの飼育の方法についてお伝えしていきます。

わかりやすく解説しましたので、ぜひ最後までお付き合いください。

目次

ヌマガエルの飼育住環境

ケージ

ヌマガエルは活動的なため、動き回るスペースが必要です。

ケージは最低でも60cm×45cm×45cmのサイズが望ましいです。

より大きなケージを用意できる場合は、それに越したことはありません。

陸エリアと水エリアを作る

ケージ内では、ヌマガエルが陸と水の両方の環境を利用できるように設計する必要があります。

ケージの一部には浅い水たまりを設けて、ヌマガエルが水浴びや体温調節を行えるようにしましょう。

この水エリアは清潔を保つためにフィルターシステムを利用するか、定期的に水を交換することが推奨されます。

残りのスペースは陸エリアとして自然の横長の石や人工石を利用すれば良いです。

陸エリアの上に保湿性の高い床材を敷き詰め、隠れ家や植物、木の枝を配置してヌマガエルが隠れる場所を提供します。

脱走対策

ヌマガエルのケージにおいて脱走対策としては、まずケージの蓋をしっかりと固定できるタイプのものを選ぶことが重要です。

特に、蓋が重くてロック機能付きのものが望ましいです。

また、通気孔がある場合は、ヌマガエルが逃げ出せないように小さなメッシュを用いてください。

清潔を維持

全体の環境維持においては、水質と床材を常に清潔に保ち、ケージ内の湿度を適切に管理するために定期的に水を吹きかけるか、自動の加湿器を使用するとよいでしょう。

これにより、ヌマガエルにとって健康的で安全な生活空間を確保することができます。

温度と湿度

ヌマガエルは温暖な環境を好むため、ケージ内の温度は25〜28℃に保ちます。

冬場など温度が下がる場合は、ヒートマットやヒーターを使用して温度を調整します。

湿度は70〜80%を目安に保ちます。

ヌマガエルの餌は何をあげたらいい?

ヌマガエルを飼育するうえで、まず、真っ先に考えなくてはいけないのが、食事の問題です。

ヌマガエルをオタマジャクシから育てるうちは、雑食で人工飼料も青菜もなんでも食べてくれるので、それほど手がかかりませんが、ヌマガエルを含めた、カエルの成体には生餌が必要です。

カエルは、基本的に、動くものしか餌と認識できないのです。

ヌマガエルの餌として適しているのは以下の虫になります。

  • ミミズ
  • ダンゴムシ
  • コオロギ
  • 小さめのバッタ
  • ミルワーム

また、カルシウム不足を防ぐため、虫にあらかじめ、カルシウムパウダーを振っておくと良いです。

ビタミン剤など専用のサプリで、足りない栄養素を補うことも必要です。

ヌマガエルの寿命を伸ばすには?

ヌマガエルの寿命は、飼育下で約5年と言われています。

これは数あるカエルの品種のなかでは、平均的な長さです。

しかし、可愛がっているカエルには一日でも長く元気でいてもらいたい、と思うのが飼い主の気持ちです。

まず、大切なカエルを長生きさせるためには、飼育環境を整えることが必要です。

カエルは湿度や光といった環境の変化に非常に敏感な生き物で、ストレスによって大幅に寿命を縮めてしまう危険性があります。

ヌマガエルも例外ではありません。

ここで、ヌマガエルにストレスを与えない飼育環境についてまとめました。

  • 夏場は、風通しがよい日陰にケージを置く。
  • 全身が浸かる程度の水場を用意し、常に清潔な水を用意すること(ヌマガエルが移動しやすいよう、小枝などを必ずセットしておく)
  • ストレスを与えないように、避難できる物陰を作っておく
  • 接触は十分に水で手を濡らし、必要最低限に留めること。

カエルの体温は人間よりもかなり低く、20度~27度です。

体温調節ができず、傷つきやすい粘膜で覆われている皮膚のカエルは、あまり触りすぎると、低温火傷を起こしてしまいます。

決して、長時間、手に乗せたりはしないようにしましょう。

ヌマガエルはどんな鳴き声なの?

飼育するとなると、鳴き声による騒音が気になる方もいらっしゃるかもしれません。

カエルは夜行性なので、特に夜間の防音対策には気をつけましょう。

ヌマガエルは、のどの下の袋を膨らませながら「ゲッゲッゲッ」と鳴く特徴があります。

これがたくさん集まると、夏に田んぼから聞こえてくるカエルの合唱になるわけですが、皆さんがよく知っている、馴染みのある鳴き声ではないでしょうか。

この喉の袋(鳴のう)を持っているのは、主にオスのみで、ヌマガエルも例外ではありません。

この鳴のうで、声を大きく響かせることによってメスを引きつけ、繁殖を行うのです。

以下が、ヌマガエルの鳴き声になります。

ヌマガエルは毒があるってほんとう?

皆さんは、カエルの皮膚に毒があることをご存じですか?

ヌマガエルの毒は、無毒といっていいほど非常に微弱なものですが、念のため、触った後は必ず手をよく洗い、目などの粘膜などは絶対に触らないようにしましょう。

特に、カエルの仲間は身の危険を感じた時に、皮膚から毒を分泌します。

乱暴に取り扱わず、触れるときは優しく丁寧に扱うことを心がけましょう。

ヌマガエルの飼育方法【まとめ】

いかがでしたか?

ヌマガエルは比較的、田んぼや水辺でよくみられる、私たちにも大変馴染み深いカエルです。

毎日、餌をあげて適切な世話をしていれば、懐くほどではありませんが、人慣れもします。

飼育するときには、ここに挙げた特性に気をつけて、なるべくカエルにとってストレスのない環境で一生を送れるように、気を配ってあげましょう。

以上、ヌマガエルの飼育についてお伝えしました。

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