ウーパールーパーが口を開けたまま?その理由と対処法をわかりやすく解説!

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ウーパールーパーがじっとしているとき、ふと見ると「ずっと口を開けたまま」になっている…。

そんな様子を目にして、「もしかして具合が悪いのかな?」「呼吸が苦しいの?」「口が閉じられないのは病気?」と、不安になってしまったことはありませんか?

実際にSNSや飼育ブログなどでも「ウーパールーパーが口を開けっ放しで心配です」といった声はよく見かけます。

特に飼育初心者の方にとっては、ちょっとした変化でも「これは普通なの?異常なの?」と判断がつかず、不安になるのも無理はありません。

実は、ウーパールーパーが口を開けたままでいる理由にはいくつかのパターンがあります。

まったく心配のいらない自然な行動である場合もあれば、逆に環境の悪化や体調不良を知らせるサインになっていることもあるのです。

大切なのは、どういう状況でその行動をしているのか、他に気になる症状があるかを冷静に観察すること。

この記事では、「ウーパールーパーが口を開けたままになる原因」について、考えられる理由をわかりやすく解説しながら、危険なサインと見分けるポイント、そして飼い主さんができる対処法まで丁寧にご紹介していきます。

愛するウーパールーパーが健康に過ごせるよう、正しい知識を身につけておきましょう。

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目次

ウーパールーパーが口開けたままになるのはなぜ?

ウーパールーパーが、ずっと口を開けたままにしている様子を見ると、「もしかして具合が悪いのでは?」と心配になりますよね。

でも、じつはこの行動にはいくつかの理由があります。

必ずしも病気や異常とは限らないので、まずは落ち着いて様子を観察することが大切です。

ウーパールーパーが口を開ける理由には、以下のようなものがあります。

  • 呼吸のために口を開けている
    ウーパールーパーはエラ呼吸と肺呼吸の両方ができます。特に水中の酸素が少なくなると、肺で呼吸するために口を開けることがあります。水面近くで口をパクパクさせるのは、息を吸おうとしているサインです。

  • 水温や水質の変化によるストレス
    水が汚れていたり、水温が高すぎたりすると、ウーパールーパーはストレスを感じやすくなります。その影響で呼吸が苦しくなり、口を開けることがあります。

  • 単にリラックスしているだけのことも
    意外かもしれませんが、ウーパールーパーはリラックスしているときにも、口が少し開いていることがあります。人間の「あくび」や「ぽかんと口を開けたまま考えごとをしている」状態に近いイメージです。

  • 体調不良や病気のサイン
    もちろん、中には注意が必要なケースもあります。たとえば、エラが赤く腫れていたり、動きが鈍くなっていたり、エサを食べなくなっている場合は、病気や体調不良の可能性も考えられます。

このように、「口を開けたまま」という行動には、問題がない場合もあれば、注意すべきサインのこともあります。

次の章では、正常な場合と異常な場合をどう見分ければいいのか、さらに詳しく見ていきましょう。

【正常な場合】自然な行動パターンとは?

ウーパールーパーが口を開けたままでいると、不安になってしまいますが、実はまったく心配のいらない「自然な行動」であることも少なくありません。

以下のような場合は、特に異常ではないと考えられます。


● リラックスしているときの「ぽかん口」

ウーパールーパーは、のんびりした性格の持ち主。

水槽の中でじっとしているときに、口が少し開いたままになることがあります。これは、ただリラックスしているだけの状態。

人間でいうと「ぽかーん」としているときや、ぼーっとテレビを見ているような感覚に近いかもしれません。

とくにエサのあとや、水槽内の環境が快適なときに見られることが多く、「あ〜満足〜」というような表情に見えることも。

可愛らしいその姿は、まさにウーパールーパーらしさのひとつです。


● 一時的に呼吸をしているだけの場合

ウーパールーパーは、エラと肺の両方で呼吸をしています。

水中の酸素が少ないときなどに、一時的に口を開けて呼吸することがあります。

これは自然な呼吸行動のひとつなので、すぐに口を閉じるようであれば、あまり心配しなくて大丈夫です。

とくに水温が高い時期や、少し水が濁ってきたときに見られやすい行動です。

このときは、エアレーションや水換えを検討すると良いでしょうが、口を開けている=異常、というわけではありません。


● 成長過程の表情の一部

若いウーパールーパーや、個体差によって、もともと少し口が開いているように見える顔つきの子もいます。

人間でも「への字口」の人がいるように、ウーパールーパーにもそれぞれ個性があります。

こうした場合、特に行動に変化がなければ心配いりません

エサをしっかり食べて元気に動いているなら、その子の“ふつうの顔”として見守ってあげて大丈夫です。

【異常なサイン】注意が必要なケースとは?

ウーパールーパーが口を開けたままでいる様子が、

「なんだかいつもと違う…」

と感じたときは、体調不良や飼育環境の問題が隠れているかもしれません。

以下のようなサインが見られる場合は、注意が必要です。


● エサを食べない・動かない

口を開けたまま、じっと動かない。そしてエサにも反応しない…。

そんなときは、体力が落ちている、または何かしらの病気の可能性があります。

ウーパールーパーは元気なときはエサをしっかり食べて動きも活発なので、これらが見られないときは要注意です。


● エラが赤く腫れている・充血している

ウーパールーパーのエラは、体調を示す大事なバロメーター。

普段よりも赤く腫れていたり、血がにじんでいるような状態になっていたら、水質の悪化や細菌感染の可能性が考えられます。

呼吸がうまくできずに口を開けているケースもあります。


● 水槽の水が汚れている・ニオイがする

水換えを怠っていたり、フィルターが目詰まりしていると、水中のアンモニア濃度が高くなってウーパールーパーに負担がかかります。

その結果、口を開けたまま苦しそうにしていることがあります。鼻を近づけて、ツンとした臭いがする場合はすぐに対処を。


● 水温が高すぎる(25℃以上)

ウーパールーパーは冷たい水を好む生き物です。

水温が高くなると酸素が溶けにくくなるため、呼吸が苦しくなり、口を開ける行動が増えることがあります。

夏場やヒーターの誤作動で水温が上がっていないか確認しましょう。


● 体が浮く・沈む・バランスが取れていない

口を開けたままで、なおかつ体が斜めになっている、ひっくり返る、沈めない、などの浮き袋の異常が見られる場合は、消化不良や内臓の不調など、より深刻なトラブルの可能性があります。

早めの水換えや絶食対応が必要になることも。

口を開けたままのときにチェックすべきポイント

ウーパールーパーが口を開けたままでいるとき、「これは異常?それとも自然なこと?」と迷う方も多いと思います。

そんなときに大切なのが、“他の様子とあわせて観察すること”です。

ここでは、飼い主が確認しておくべきポイントを紹介します。


● 呼吸の仕方(口呼吸?エラ呼吸?)

口を開けたままパクパクしているのが、肺呼吸によるものか、それとも苦しそうな呼吸かを観察してみましょう。

水面で息継ぎするように口を開けるのは自然な行動ですが、底でじっとしたままパクパクしている場合は、水中の酸素不足や体調不良のサインかもしれません。


● エサへの反応はあるか?

エサをあげたときに近づいてくるかどうか、反応するかどうかを確認しましょう。

元気なウーパールーパーは、においに敏感でエサにすぐ反応します。

口を開けたままでエサを無視しているようなら、要注意です。


● エラの状態はどうか?

エラが赤くなりすぎていないか、腫れていないか、逆に色が薄くなっていないかを確認しましょう。

健康なときのエラの状態を普段から見ておくと、変化に気づきやすくなります。


● 水温と水質は大丈夫か?

温度計や試験紙を使って、水温が25℃を超えていないか、水の汚れ(アンモニア・亜硝酸・硝酸塩など)が溜まっていないかをチェックしましょう。

水質トラブルは、口を開ける原因になりやすいです。


● 体の動きや浮き沈みの様子は?

泳ぎ方や浮き方にも注目してください。

体のバランスが取れていない、沈めない、常に浮いている、ひっくり返るなどの症状がある場合は、消化器官や浮き袋に問題があるかもしれません。

ウーパールーパーが口を開けたままのときの対処法と予防策

ウーパールーパーがずっと口を開けている状態が続いていて、「どうしよう…」と不安になったとき。

大切なのは、すぐに焦って何かをするより、状況に合った正しい対応をすることです。

ここでは、飼い主ができる対処法と、ふだんから意識しておきたい予防のポイントを紹介します。


● まずは水質・水温をチェックして改善する

ウーパールーパーの健康を守るうえで、もっとも重要なのが水質と水温の管理です。

もし、しばらく水換えをしていなかったり、水がにごっていたりしたら、まずは30〜50%の水換えを行いましょう。

また、水温が25℃を超えている場合は、冷却ファンや保冷剤を活用して温度を下げる必要があります。

水温が高いと酸素が溶けにくくなるため、呼吸が苦しくなり、口を開けることにつながります。


● エアレーション(ぶくぶく)を追加する

水中の酸素が足りない場合、口呼吸の頻度が増えることがあります。

そうしたときは、エアレーション(エアポンプ)を使って水中に酸素を送ってあげるのがおすすめです。

特に夏場や密閉された環境では効果的です。


● エサを数日間ストップして様子を見る

ウーパールーパーが消化不良を起こしている可能性があるときは、一時的に絶食させることも大切な対処法です。

ウパは絶食に比較的強い生き物でむしろ食べ過ぎの方が問題を起こしやすいですから、この対処法は安全性が高いです。

1〜3日ほど様子を見て、浮き方や呼吸が落ち着くかどうか確認してみてください。

ウーパールーパーは数日間食べなくても大丈夫な生き物です。


● 清潔で静かな環境を保つ

ウーパールーパーはストレスに弱い生き物です。

水槽の場所がうるさかったり、急にライトを当てられたりすると、ストレスから体調を崩してしまうこともあります。

できるだけ静かで落ち着ける場所に水槽を置き、環境を整えてあげましょう。


● どうしても不安なときは専門家に相談を

「どう見ても元気がない」「異常が続いている」「体に変な変化が出ている」など、不安な症状がある場合は、爬虫類・両生類を診られる獣医さんに相談することも検討しましょう。

ウーパールーパーを診られる病院は少ないですが、事前に調べておくと安心です。

まとめ|落ち着いて観察し、ウパのサインを見逃さないようにしよう

ウーパールーパーが口を開けたままでいる様子は、初めて見ると「大丈夫かな?」と不安になってしまいますよね。

でも、今回ご紹介したように、その行動には「自然なもの」と「注意が必要なもの」の両方の可能性があります。

ポイントは、「ただ口を開けている」だけで判断しないこと。

エサの食いつきはどうか?動きに元気はあるか?エラや体に異常はないか?水温や水質は適切か?――複数のポイントをあわせて冷静に観察することが大切です。

もし異常のサインを見つけた場合も、落ち着いて対応すれば大丈夫。水換えや水温調整、エアレーションの追加など、飼い主ができることはたくさんあります。そして、必要があれば専門の獣医さんに相談することも選択肢に入れておきましょう。

ウーパールーパーはとても繊細で、それでいてとっても愛らしい存在。
日々のちょっとした変化にも目を向けて、健康で快適な環境を整えてあげることで、長く一緒に過ごすことができます。

これからも、あなたの大切なウパちゃんが元気でいてくれるように、ぜひ今回の内容をお役立てくださいね。

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