ウーパールーパーが時々見せる「しゃっくりのような動き」に驚いたことはありませんか?
実は、ウーパールーパーには人間のようなしゃっくりの仕組みはありませんが、口をパクパクさせたり水を飲み込むような行動が「しゃっくりっぽい」と感じることがあります。
この記事では、そんなウーパールーパーの不思議な動きの正体や、飼育者として注意すべきポイントについて詳しく解説します。
ウパちゃんの健康状態をしっかり把握するためにも、ぜひ参考にしてください!
ウーパールーパーはしゃっくりをすることはあるの?
ウーパールーパーは しゃっくり(横隔膜の痙攣による反射運動) をしません。
しゃっくりは基本的に 哺乳類や鳥類 に見られる現象で、横隔膜を持つ動物に特有の反応です。
しゃっくりとは?
しゃっくり(吃逆・きつぎゃく)とは、横隔膜が不随意的(無意識に)に収縮し、それに伴って声門(喉の一部)が急に閉じることで「ヒック」という音が出る現象です。横隔膜は胸と腹を分ける筋肉で、呼吸時に肺を膨らませたり縮めたりする役割があります。しゃっくりは通常、横隔膜の痙攣が続けて起こり、そのたびに空気が急激に肺に入り込むことで声帯が振動し音が出ます。しゃっくりの原因は、暴飲暴食、炭酸飲料の摂取、早食い、冷たいものの摂取、ストレス、アルコールの摂取など様々です。また、まれに内臓疾患や神経系の異常が原因となることもあります。通常は数分から数時間以内に自然に治まりますが、48時間以上続く場合は「持続性しゃっくり」と呼ばれ、医療機関の受診が必要とされます。
ウーパールーパーがしゃっくりしない理由
- 横隔膜がない
ウーパールーパーは両生類であり、肺で呼吸するものの、横隔膜のような筋肉はありません。そのため、人間のように「しゃっくり」のような横隔膜の痙攣反応は起きません。 - 主に皮膚や鰓呼吸がメイン
ウーパールーパーは水中では 外鰓(がいさい) で酸素を取り込むため、肺呼吸の頻度は非常に少なく、しゃっくりのメカニズムが発生しにくい構造になっています。 - 水中生活に特化
しゃっくりは「空気中での呼吸」に関連する反射ですが、ウーパールーパーは水中生活が基本。水中での呼吸活動にしゃっくりのような現象は必要ありません。

ウーパールーパーしゃっくりっぽい動きをしたらそれは何?
ウーパールーパーは、時々「パクッ」と口を開けて水を飲むような動作をしますが、これはしゃっくりではありません。
これらの動きの原因
- 空気を飲み込んだときのガス抜き
- 水中の餌の匂いを確認する
- 水質が悪化して苦しんでいる場合のストレス反応
ウーパールーパーがしゃっくり(に似た動作)をした場合の対策
ウーパールーパーが「しゃっくりのような動き」をしている場合、基本的には 特に対策は必要ありません。
しかし、その動きが頻繁に見られる場合や、明らかに異常を感じる場合には、以下の状況が考えられるため、注意深く観察する必要があります。
✅ 1. 空気や水を飲み込んでガス抜きしている
動きの特徴:
・口をパクパク開ける
・時々浮き上がったり、沈んだりする
⚠️ 2. 水質が悪化している
動きの特徴:
・口を頻繁に開けて苦しそうにしている
・エラの動きが速くなっている
・水面近くで口をパクパクしている
チェック項目
- アンモニア・亜硝酸塩が高くなっていないか?
- pHの変化が急激ではないか?
- フィルターが機能しているか?
解決策:
- 1/3~1/2の水換えを行う
- フィルターのメンテナンスを行う
- エアレーションの強化(酸素供給)
⚠️ 3. エアレーション不足による酸欠
動きの特徴:
・水面付近で頻繁に空気を飲み込む
・エラの動きが速い
・水槽の底にいる時間が短く、浮かぶ時間が多い
解決策:
- エアレーション(ブクブク)の追加
- フィルターの吐出口を水面近くにして酸素供給を増やす
- 水流が強すぎないように調整
⚠️ 4. 消化不良・ガスが溜まっている
動きの特徴:
・お腹が膨らんでいる
・浮き気味でうまく沈めない
・食後にパクパクする動きが頻発
解決策:
- 1~2日、絶食して消化を促す
- 低温(18℃程度)で飼育して腸内活動を正常化する
⚠️ 5. ストレス反応
動きの特徴:
・不安そうに泳ぎ回る
・落ち着きがない
・水流を避けるように動く
解決策:
- 水槽のレイアウト変更は控える
- 水流を弱める
- 照明を控えめにしてストレス軽減
🚨 6. 病気・感染症の可能性
動きの特徴:
・パクパクと口を開け続ける
・エラが赤く腫れている
・動きが鈍く、餌を食べない
解決策:
- 病気の疑いがある場合は、塩浴(0.5%の塩水)を行う
- 感染症が疑われる場合は、水温を20℃以下に保って病原菌の繁殖を抑える
🎯【結論】
普段からたまに見せる「しゃっくりのような動き」は 正常 なので問題なし!
ただし、頻繁に続く、もしくは明らかに苦しそうな場合は、 水質やエアレーション、消化不良の兆候 をチェックするのがベストです。
ウパちゃんの変化をよく観察して、早めの対処を心掛けましょう
🎭【余談:しゃっくりの祖先説】
ちなみに、しゃっくりは両生類(オタマジャクシ)の水中呼吸と陸上呼吸の切り替え時の名残だという説もあります。
つまり、「しゃっくりは進化の過程で引き継がれた反射運動」という考え方ですが、ウーパールーパー自体はその影響を受けていないようです。
ウーパールーパーが「しゃっくりしている!」と見えるときは、別の生理現象なので安心してください。
まとめ
ウーパールーパーが見せる「しゃっくりのような動き」は、実際には空気や水を飲み込んで調整する自然な行動で、基本的には心配する必要はありません。
ただし、頻繁に繰り返す場合や、明らかに苦しそうな様子が見られる場合は、水質の悪化、酸欠、消化不良、ストレス、病気などが原因の可能性があります。
こうした異常が続く場合には、水換えやエアレーションの強化、絶食など適切な対処を行いましょう。
普段からウーパールーパーの様子をよく観察し、些細な変化にも気づけるよう心掛けることが、健康管理の鍵となります。