ウーパールーパーは元々、そんなに活発な生き物ではありません。
物陰でじっとしていることも多く、ある意味で「動かない」生き物です。
それでも、餌をやっても反応がなかったり、水面付近に漂ったまま動かないときがあります。
こうした症状はたいてい、何らかの体調不良が原因です。
残念ですが、あまりにも反応がなく微動だにしない場合、死んでしまっていることもあります。
今回は、ウーパールーパーが動かない場合の原因について、いくつかご紹介したいと思います。
ウーパールーパーは動かない生き物
冒頭文でもお伝えしたようにウーパールーパーはそもそも活発によく動く生き物ではありません。
そのため、飼育初心者であれば「え、全然動かないんだけど・・・?」と誤解してしまう事もあるかもしれませんね。
活発に動いていなかったとしても以下のような行動があれば問題ないでしょう。
- 餌を与えれば食べる
- 排泄する
- ひっくり返ったりしていない
餌をやっても反応がない
ウーパールーパーは目が悪い代わりににおいに敏感な生き物です
また、食欲旺盛で餌への反応が良く、もう満腹になっていても餌をほしがる個体が多くいます。
そのため、ウーパールーパーが物陰に隠れていても、餌をやれば出てくる場合がほとんどです。
いつもは餌をやれば出てくるのに出てこない場合、体調不良を疑いましょう。
いつもと違う行動をするときは要注意
誤飲による消化不良
ウーパールーパーは餌でないモノを誤飲して消化不良を起こしてしまう事があります。
その最も可能性が高いのが、底砂や底石です。
ウーパールーパーは目があまりよくないので、餌を食べる際一緒に砂石や底石を食べてしまい消化不良を起こす事があります。
しかし、食べてしまった砂は消化はできませんが排泄と同時に肛門から出るという事もあると言われています。
あまり飼育者ができることもないので砂や石を排泄してくれるよう様子を見てみましょう。
フィルターの異常による水質の悪化
フィルターの目詰まりが原因で水質が悪化している
フィルターを使っている場合、目詰まりを起こして汚い水が水槽に流れ込んでいると、水質が急速に悪化してウーパールーパーが体調を崩してしまいます。
この場合は水が濁ることが多いので、すぐに水換えをしてやりましょう。
ヒーターの設定温度の異常
また、特に冬場にヒーターで保温している場合、ヒーターの設定温度が変わって適温ではなくなっていることもあり得ます。
ヒーターの故障が疑われる場合は即座に新しいモノに変える
この場合、すぐにヒーターを新しいものに替え、少しずつ設定温度を適温に戻しましょう。
特にヒーターは数年が寿命なので、常に予備を用意しておくといいでしょう。
器具に異常がないのにウーパールーパーの食欲がない場合、病気になっているケースが考えられます。
食欲低下以外の症状を併発していないか確認
ひとくちに病気といっても、食欲不振の原因は内臓疾患や皮膚炎など様々です。
食欲不振以外に症状がないか、よく観察しましょう。
もしウーパールーパーを診てくれる獣医がいれば、早めに受診すべきです。
ただし、飼育し始めたばかりの個体は、まだ環境に慣れていないため餌をやっても食べないことが多くあります。
これは異常ではなく、環境に慣れるまで時間をかけてやればいいだけなので、あまりいじらずそっとしておきましょう。
ウーパールーパーが浮いたまま動かない!考えられる3つの理由と対策
本来、ウーパールーパーは水底付近をゆっくり歩くように移動する生き物です。
驚いたときなど一時的に体をくねらせて泳ぐことはありますが、魚のようにいつも泳いでいる生き物ではありません。
そのウーパールーパーが水面付近で漂っている場合、明らかに異常です。
空気を吸い込んでしまった
ウーパールーパーは自分で空気を過剰に吸い込んでしまい水面近くに浮いてくることがあります。
この場合、自然に解消することが多いのであまり気にしないでも良さそうです。
水中の酸素濃度が低い
熱帯魚や金魚が水槽中で酸素濃度が低くなると水面まで上がってきて口をパクパクすることがあります。
ウーパールーパーも同じように水中の酸素濃度が低いと、水面まで上がってくる場合があります。
水中にいる場合、ウーパールーパーは主にエラで呼吸を行います。
ウーパルーパーのエラは上の画像の赤矢印で示している顔の横に伸びているひらひらした奴です!
水中にいる際の主な呼吸はエラ呼吸ですが、一方で肺呼吸もできます。
そのため、水中の酸素濃度が低いと空気が近い水面近くまで上がってくることがあるんですね。
ぷかぷか病
ぷかぷか病は、ウーパールーパーが体内にガスを溜め込み、水底に潜れずに水面に浮かび続ける状態を指します。
原因としては古い餌や質の低い餌の使用、水質の劣化、水温の上昇、腸内に異物があることなどが挙げられます。
ウーパールーパーが体の右側を上にして浮いている場合は腸内に、左側を上にして浮いている場合は胃内にガスが溜まっている可能性があります。
お腹が完全に上向きになっている時は、特に危険な状態でさらに重症化する前にガスを抜くことが必要です。
ぷかぷか病はウーパールーパーが命を落とすこともある怖い病気じゃ。
このように自力で水底に戻ることができない場合は、速やかに両生類を診てくれる獣医へ連れて行くことをおすすめします。
原因としては、人工飼料のみを与え続けると、胃腸ででんぷんが発酵しやすくなりガスが溜まりがちです。
ぷかぷか病の主な原因は餌に人工飼料を与えている事。
ぷかぷか病の対策は、まずは水替えを毎日行ってください。
エサを冷凍アカムシなどの生餌に変えることで症状が改善することがあります。
そして、水槽内の水位を一時的に下げることでウーパールーパーの体を安定させることができます。
ただし、注意点としては水位を下げるために、単純に水を抜くという事は絶対にしないでください。
その理由は水を減らせばその分、水質が急激に悪化するからです。
単純に水を減らして水位を下げるわけではないので要注意!
まずは、水槽内にザルやフルイなど底(側面でも可)が網目になったものを浮かべ、その中にウーパールーパーを入れます。
ウーパールーパーの体と水深が同じくらいになるように調整しましょう。
これなら、水槽の水位は保ったままなので水質の急激な悪化を防げますが、ウーパールーパーのいる場所だけ水位は下がるので浮いてしまった状態でも手足を底に着けて安定させることができます。
この状態でしばらく飼育し、ガスや空気が抜けるのを待ちます。
ひっくり返って浮いている場合、すでに自分でバランスをとることもできなくなっているので、早めに獣医へ相談しましょう。
ウーパールーパーが動かない!【まとめ】
普段からじっとしているのがウーパールーパーなので、動かないのが異常なのかどうか判断が難しい生き物ではあります。
そのため、いつもの様子と比べて判断しましょう。
餌に反応しない、浮いたまま動かないなど、普段と違うことがあれば、何かの異常があるはずです。
その異常に気づけるよう、日ごろからよく観察しておきましょう。